第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 1回戦「龍谷大平安 － 鳥取城北」が大会7日目の8月11日（土）、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で行われました。
天気は晴れ。7時開門予定でしたが、6時20分にはやまるぐらいの人ごみでした。
京都代表の龍谷大平安（一塁側）は後攻。4年ぶり34回出場の私立校。地方大会は、初戦の京都八幡に9－2で7回コールド勝利、東稜に10－0で6回コールド勝利、大谷に21－0で5回コールド勝利、準々決勝は乙訓に11－0で5回コールド勝利、準決勝は東山に8－1で8回コールド勝利、決勝は立命館宇治に11－0で勝利。
鳥取代表の鳥取城北（三塁側）は先攻。3年ぶり5回出場の私立校。地方大会は、初戦の倉吉北に9－1で7回コールド勝利、鳥取東に7－0で7回コールド勝利、準々決勝は八頭に8－3で勝利、準決勝は鳥取西に15－6で勝利、決勝は米子西に8－0で勝利。
ともに、甲子園で初戦となります。
試合開始前に、池田高校OBの水野 雄仁氏による始球式が行われました。
・1回表の鳥取城北の攻撃：先頭の吉田選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁。続く河野選手は三振に倒れ、1塁ランナーは盗塁するが失敗し、2アウトランナーなしに。片山選手は三振に倒れ、チェンジ（平0－0鳥）。
・1回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の水谷選手はヒットで出塁（1塁）。続く安井選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。松本選手はライトへ長打ヒットを放ち、1点先制（平1－0鳥）。1アウトランナー3塁の場面、松田選手はライトフライに倒れ、馬場選手はデッドボールを受け、2アウトランナー1・3塁に。田島選手の打席、3塁ランナーが飛び出してしまいアウトになり、チェンジ（平1－0鳥）。龍谷大平安が先制点を奪う。
・2回表の鳥取城北の攻撃：先頭の山田選手は三振、藤原選手はサードフライに、忍海部選手はセカンドゴロに倒れ、三者凡退に（平1－0鳥）。
・2回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の田島選手は三振、佐野選手はショートゴロに倒れ、2アウトに。小寺選手はフォアボールで出塁。北村（涼）選手はライトフライに倒れ、チェンジ（平1－0鳥）。
・3回表の鳥取城北の攻撃：先頭の垣内選手は三振、難波選手はサードゴロ、山下選手はサードゴロと、三者凡退に倒れる（平1－0鳥）。
・3回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の水谷選手はフォアボールで出塁（1塁）。続く安井選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、松本選手はセカンドゴロ、松田選手はショートゴロに倒れ、得点できず（平1－0鳥）。
・4回表の鳥取城北の攻撃：先頭の吉田選手はセンターフライに、河野選手は三振、片山選手はレフトフライに倒れ、三者凡退に（平1－0鳥）。――龍谷大平安が追加点を――
・4回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の馬場選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。田島選手はダブルプレーに打ち取られ、2アウトランナーなしに。佐野選手はセカンドへの内野安打で出塁（1塁）。小寺選手の打席、暴投によりランナー2塁に。小寺選手はセンターヒットを打ち、1点追加（平2－0鳥）。2アウトランナー1塁の場面、北村（涼）選手はサードゴロに倒れ、チェンジ（平2－0鳥）。龍谷大平安が追加点を入れる。
・5回表の鳥取城北の攻撃：先頭の山田選手はショートゴロ、藤原選手はショートゴロ、忍海部選手はフォアボールで出塁（1塁）。垣内選手の打席、1塁ランナーが盗塁するも失敗し、チェンジ（平2－0鳥）。
・5回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の水谷選手はショートゴロ、安井選手は1塁に出塁。松本選手はセンターフライに倒れ、2アウトランナー1塁に。松田選手の打席、1塁ランナーが盗塁。しかし、松田選手は三振に倒れ、得点できず（平2－0鳥）。
・6回表の鳥取城北の攻撃：先頭の垣内選手は内野安打で出塁（1塁）。難波選手はスリーバント失敗し、1アウトランナー1塁に。山下選手はセンターヒットを打ち、1アウトランナー1・3塁のチャンスをつくる。吉田選手はファーストゴロに倒れ、2アウトランナー1・2塁に。河野選手は三振に倒れ、得点できず（平2－0鳥）。
・6回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の馬場選手はデッドボールを受け、1塁に出塁。田島選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。佐野選手はサードゴロに倒れ、2アウトランナー3塁に。しかし、小寺選手はショートゴロに倒れ、得点できず（平2－0鳥）。
・7回表の鳥取城北の攻撃：先頭の片山選手はショートフライに倒れるものの、山田選手は内野安打で出塁（1塁）。藤原選手はファーストゴロに倒れ、2アウトランナー2塁に。忍海部選手はファーストライナーに倒れ、得点できず（平2－0鳥）。
・7回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の北村（涼）選手は三振、水谷選手はセンターフライに倒れ、2アウトに。安井選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。松本選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ（平2－0鳥）。
――鳥取城北がついに同点に追いつく――
・8回表の鳥取城北の攻撃：先頭の垣内選手はセンターヒットを打ち、0アウトランナー1塁に。難波選手はサードゴロに倒れ、1アウトランナー2塁に。山下選手はセンターヒットを打ち、1点返す（平2－1鳥）。1アウトランナー1塁の場面で、吉田選手はレフトへ長打ヒットを放ち、同点に追いつく（平2－2鳥）。1アウトランナー3塁の場面、河野選手はフォアボールでランナー1・3塁に。ここで龍谷大平安は北村（智）投手に交代。片山選手は三振、山田選手はショートゴロに倒れ、チェンジ（平2－2鳥）。鳥取城北がついに同点に追いつく。
・8回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の松田選手はセンターフライ、馬場選手はセカンドゴロに倒れ、2アウトに。田島選手はフォアボールで出塁（1塁）。北村（智）選手の打席、1ランナーが2塁へ盗塁し、チャンスをつくる。しかし、北村（智）選手は三振に倒れ、得点できず（平2－2鳥）。
・9回表の鳥取城北の攻撃：先頭の藤原選手はサードへの内野安打で出塁（1塁）。忍海部選手はセンターフライ、垣内選手はファーストゴロ、難波選手はファーストゴロに倒れ、チェンジ（平2－2鳥）。
・9回裏の龍谷大平安の攻撃：先頭の小寺選手はセンターフライ。代打の生水選手は三振。水谷選手はフォアボールで出塁（1塁）。安井選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁。さらに、3塁へ盗塁を成功させ、チャンスをつくる。安井選手は2アウトランナー3塁の場面、レフトヒットを打ち、1点入れサヨナラとなり、試合終了（平2－2鳥）。
（平＝龍谷大平安、鳥＝鳥取城北）
（試合展開は、実際と異なる場合があります）
龍谷大平安が3－2で鳥取城北に勝利しました。
先制した龍谷大平安が、2点リードのまま後半へ。後半に鳥取城北が同点に追いつきます。9回裏2アウトランナーなしと、このまま延長戦かと思いきや、龍谷大平安はここから、フォアボールで出塁し、2塁へ盗塁し、さらに3塁へも盗塁を決め、最後はレフトヒットで劇的なサヨナラ勝利を決めました。
龍谷大平安の応援は、赤のメガフォンに、ピンクの帽子が特徴的なブラスバンド、チア応援があり、「京都からパワーを送ります。勝利祈願！」「100勝向けて、頑張ってください」「記念すべき100回大会で100勝目をぜひ手に入れて下さい」「京都代表おめでとうございます！がんばれ平安！」「甲子園100勝めざしてがんばってください！」「チーム一丸で初戦突破!!」といった応援メッセージがありました。
鳥取城北の応援は、黄色のポンポンと赤色が特徴的なブラスバンド、チア応援があり、「私は鳥取城北出身ではないですが、応援しています！」「甲子園出場おめでとうございます。がんばれ！」「ガンバレ！鳥取城北!!」「たくさん、たくさん練習してきたんだから勝てる、楽しんで！」「18人全員のチームワークで勝利をつかめ！鳥取城北高校！」「砂丘の向こうまでかっ飛ばせー!!」といった応援メッセージがありました。
試合は8時04分に始まり、10時33分に終了し、観客数は約40,000人でした。
