大差になるかと思いきや、まさかの大逆転!? だったが・・・・・・、2回戦「智弁学園(奈良)-八戸学院光星(青森)」(第101回 夏の甲子園)

 第101回 全国高等学校野球選手権が8月6日(火)から22日(木)まで、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催されました。

 大会7日目(8月12日(月))の第3試合には、2回戦智弁学園(奈良)-八戸学院光星(青森)」の試合が行われました。

 今大会では智弁学園は初戦、八戸学院光星は2戦目になります。
 智弁学園は後攻で、3年ぶり19回目の出場。奈良大会の初戦は一条に13-3で6回コールド勝利、2戦目は奈良大付に9-7で勝利、準々決勝は生駒に8-1で8回コールド勝利、準決勝は法隆寺国際に16-5で6回コールド勝利、決勝は高田商に12-5で勝利。
 八戸学院光星は先攻で、2年連続10回目の出場。青森大会の初戦は大間に22-0で5回コールド勝利、2戦目は板柳に15-0で5回コールド勝利、3戦目は青森山田に4-1で勝利、準々決勝は三沢商に11-0で5回コールド勝利、準決勝は青森商に8-4で勝利、決勝は聖愛に12-4で勝利。甲子園(全国)大会の初戦は誉(愛知)に9-0で勝利

 天気は晴れ

 試合は、序盤は観戦に八戸学院光星のペースでしたが、中盤から智弁学園は脅威の粘りの猛攻で一挙逆転します。その後、一進一退になりましたが、八戸学院光星が再びリードを奪った展開になりました。

 八戸学院光星は1回表、2アウトランナーなしから、3番の近藤選手がレフトへ先制のホームランを放ちます
 さらに3回表の八戸学院光星は、1番の武岡選手がセンターへホームランを放ち、1点追加。さらに、0アウトランナー2塁のチャンスで、3番の近藤選手はセンターヒットを打ち、1点追加。智弁学園のピッチャーが交代後の2アウトランナー2塁でも、6番の下山選手はライトヒットを打ち1点追加この回、3得点し4点リードへと突き放します
 ランナーを出すも抑えられてきた智元学園は5回裏、守備のエラーから2アウトランナー2・3塁のチャンスをつくると、1番の塚本選手の打席で、ワイルドピッチにより1点返し、1-4に
 しかし、直後の八戸学院光星の6回表は、1アウトランナー2塁のチャンスで、9番の横山選手はライトヒットを打ち、1点追加。1アウトランナー満塁で、3番の近藤選手がレフトへ長打ヒットを放ち2点追加し、7-1と突き放します
 何とか反撃したい智弁学園は6回裏、0アウトランナー2塁のチャンスで、4番の前川選手はライトヒットを打ち1点返すとその後、1アウトランナー満塁にし8番の西村選手はデッドボールで押出の1点追加。2アウトランナー満塁のチャンスで、1番の塚本選手はセンターヒットを打ち、さらに2点返し5-7と2点差に詰め寄ります。智弁学園の攻撃はまだ続き、2アウトランナー満塁にすると、3番の坂下選手はファーストゴロに打ち取られますが、守備のエラーにより1点返し、ついに1点差に。そして、2アウトランナー満塁で、4番の前川選手はヒットを打ち、2点入れ、8-7と逆転に成功。この回、智弁学園の応援「ジョックロック」が盛り上げました。
 その後、チャンスをつくるものの投手戦となり、8回表の八戸学院光星は2アウトランナー2塁のチャンスで、6番の下山選手がレフトへ長打ヒット放ち、8-8の同点に追いつきます
 直後の8回裏の智弁学園は2アウトランナー満塁のチャンスをつくるものの、得点できず。
 八戸学院光星の9回表、2アウトランナー満塁のチャンスで、4番の澤波選手は内野安打で2点入れ、10-8と2点リードに
 9回裏の智弁学園は、ランナーを出すも抑えられ、試合終了
(試合展開は、実際と異なる場合があります)

 八戸学院光星が10-8で智弁学園に勝利しました。

 1塁側の智弁学園の応援は、Cの文字に、赤色のメガフォンが特徴的で、「アフリカン・シンフォニー」「ジョックロック」などのブラスバンドチア応援がありました。

 3塁側の八戸学院光星の応援は、黄色のポンポン、黄色のメガフォンが特徴的で、「サンバ・デ・ジェネイロ」「アフリカン・シンフォニー」「コンバット・マーチ」「ワッショイ」「夏祭り」「see off」などのブラスバンドチア応援がありました。

 試合は13時05分に始まり、15時59分に終わり、観客数は約43,000人でした。

● 思ったこと
・八戸学院光星の勢いが序盤からよく大差になるかと思いきや、智弁学院の脅威の粘りで一挙7得点し逆転するのはビックリ。
・智弁学園が逆転した回は、摩曲「ジョックロック」で鳴り響き、盛り上がりました。