第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 1回戦「済美 - 中央学院」が大会1日目の8月5日(日)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われました。
天気は晴れ。
愛媛代表の済美(一塁側)は先攻。2年連続6回出場の私立校。地方大会は初戦の川之石に6-0で勝利、八幡浜に5-1で勝利、準々決勝は川之江に8-4で勝利、準決勝は今治西に8-1で7回コールド勝利、決勝は新田に8-2で勝利。
西千葉代表の中央学院(三塁側)は後攻。初出場の私立校。第90回記念選抜高等学校野球大会は2回戦。今大会の地方大会は、初戦の松戸馬橋に10-1で7回コールド勝利、市川南に7-0で7回コールド勝利、八千代東に10-4で勝利、準々決勝は八千代に4-3で勝利、準決勝は習志野に6-5で延長10回の末に勝利、決勝は東京学館浦安に6-2で勝利。
ともに、甲子園で初戦となります。
・1回表の済美の攻撃:先頭の矢野選手は長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。続く中井選手は送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。芦谷選手はフォアボールで1アウトランナー1・3塁に。池内選手はセンターへ犠牲フライを打ち、1点先制(中0-1済)。2アウトランナー1塁の場面、伊藤選手はセンターフライに倒れ、チェンジ(中0-1済)。済美が先制点を奪う。
・1回裏の中央学院の攻撃:先頭の宇田選手はセカンドゴロに倒れるものの、続く平野選手は長打ヒットを放ち、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。青木選手はレフトヒットを打ち、同点に追いつく(中1-1済)。大谷選手は1アウトランナー3塁の場面で、レフトへ犠牲フライを打ち、1点勝ち越す(中2-1済)。2アウトランナーなしの場面、池田選手はセンターフライに倒れ、チェンジ(中2-1済)。中央学院はすぐに同点に追いつき、逆転する。
・2回表の済美の攻撃:先頭の山口(直)選手はショートフライ、山田選手はファールフライ、近藤選手は三振と、三者凡退に倒れる(中2-1済)。
・2回裏の中央学院の攻撃:先頭の田中選手はセンターフライ、西村選手はセンターフライ、手塚選手は三振と、三者凡退に倒れる(中2-1済)。
・3回表の済美の攻撃:先頭の政吉選手は三振に倒れるものの、矢野選手はライトへ長打ヒットを放ち、1アウトランナー3塁のチャンスをつくる。中井選手は三振に倒れる。芦谷選手はレフトヒットを打ち、同点に追いつく(中2-2済)。2アウトランナー1塁の場面、池内選手は三振に倒れ、チェンジ(中2-2済)。済美もすぐに同点に追いつく。
・3回裏の中央学院の攻撃:先頭の長沼選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。宇田選手はフォアボールで0アウトランナー1・2塁のチャンスに。平野選手は打ち取られダブルプレーとなり、2アウトランナー3塁に。青木選手はファールフライに倒れ、得点できず(中2-2済)。――追いついた済美が――
・4回表の済美の攻撃:先頭の伊藤選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁。山口(直)選手の打席、1塁ランナーが盗塁し、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。山口(直)選手はサードゴロに倒れる。山田選手はデッドボールを受け、1アウトランナー1・2塁に。近藤選手はセカンドフライに倒れ、2アウトランナー1・2塁に。政吉選手はセンターヒットを打ち、1点勝ち越す(中2-3済)。なおも、2アウトランナー1・3塁の場面、1塁ランナーが盗塁し、その間に3塁ランナーがホームへ走り、1点追加(中2-4済)。矢野選手は2アウトランナー2塁の場面で、ライトヒットを打ち、1点追加(中2-5済)。2アウトランナー1塁の場面、中井選手はショートゴロに倒れ、チェンジ(中2-5済)。済美は3点勝ち越す。
・4回裏の中央学院の攻撃:先頭の大谷選手は三振、池田選手はサードゴロに倒れ、2アウトに。田中選手はレフトヒットを打ち、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。西村選手はレフトヒットを放ち、1点返す(中3-5済)。2アウトランナー1塁の場面、手塚選手はサードゴロに倒れ、得点できず(中3-5済)。中央学院は1点帰し、2点差に縮める。
・5回表の済美の攻撃:先頭の芦谷選手はサードゴロ。池内選手はデッドボールを受け出塁(1塁)。伊藤選手の打席、牽制の送球ミスにより1アウトランナー2塁に。伊藤選手はセンターフライに倒れるも、2アウトランナー3塁に。山口(直)選手は三振に倒れ、得点できず(中3-5済)。
・5回裏の中央学院の攻撃:先頭の長沼選手はショートゴロ、宇田選手はセンターフライ、続く平野選手はピッチャーゴロと、三者凡退に倒れる(中3-5済)。
・6回表の済美の攻撃:先頭の山田選手は三振に倒れるものの、続く近藤選手はレフトヒットで出塁(1塁)。政吉選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。矢野選手はフォアボールで2アウトランナー1・2塁に。中井選手はライトフライに倒れ、得点できず(中3-5済)。
・6回裏の中央学院の攻撃:先頭の青き選手はセカンドフライ、大田に選手はファーストライナー、池田選手は三振に倒れ、三者凡退に(中3-5済)。
・7回表の済美の攻撃:先頭の芦谷選手はピッチャーゴロ、池内選手はライトフライ、伊藤選手はレフトフライと、三者凡退に倒れる(中3-5済)。
・7回裏の中央学院の攻撃:先頭の田中選手はピッチャーゴロ、西村選手はファーストフライ、続く手塚選手はキャッチャーゴロに倒れ、三者凡退に(中3-5済)。
・8回表の済美の攻撃:先頭の山口(直)選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。山田選手はショートフライ。近藤選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。政吉選手はショートライナーに倒れ、得点できず(中3-5済)。――中央学院が迫る――
・8回裏の中央学院の攻撃:先頭の長沼選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。宇田選手はセンターヒットを打ち、0アウトランナー1・3塁に。平野選手の打席、1塁ランナーが盗塁するも失敗し、1アウトランナー3塁に。平野選手はファーストゴロに打ち取られるが、その間に1点返す(中4-5済)。2アウトランナーなしの場面、青木選手はフォアボールで出塁(1塁)。大谷選手は三振に倒れ、チェンジ(中4-5済)。中央学院が1点差に迫る。
・9回表の済美の攻撃:先頭の矢野選手はセンタヒットを打ち、1塁に出塁。中井選手はセンターフライに倒れ、続く芦谷選手は打ち取られダブルプレーとなり、チェンジ(中4-5済)。
・9回裏の中央学院の攻撃:先頭の池田選手はサードゴロ、田中選手はセカンドゴロ、西村選手はショートゴロと、三者凡退に倒れ、試合終了(中4-5済)。
(中=中央学院、済=済美)
(試合展開は、実際と異なる場合があります)
済美が5-4で中央学院に勝利しました。
済美が先制するも、中央学院もすぐに逆転。すぐに済美も同点に追いつくと、その後、追加点を上げ突き放す。中央学院は後半、1点差に詰め寄るが、済美が逃げ切り勝利しました。
済美の応援は、赤色と麦藁帽子が特徴で、「Sunny Day Sunday」などのブラスバンド、チア応援があり、「若さあふれるプレーに期待!」「この瞬間、是非楽しんでくださいね。」「優勝目指して頑張ってください!」「勝つぞ!勝つぞ!」「やればできる済美力をぜひ見せつけてくれ!!」といった応援メッセージがありました。
中央学院の応援は、青色が特徴的で、「シダックス・ファイヤー」などのブラスバンド、チア応援があり、「念願の夏の甲子園!しかも100回記念!全力で楽しんで下さい!」「母校が100回の記念大会に出場できるなんて夢のようです。頑張れ!」「勝ちあがれ!夏のてっぺん取ったろう!!」「ずっと応援しています!優勝してください。」「中央学院ナインの皆さん!本気の夏、100回!頑張れ!」といった応援メッセージがありました。
試合は13時17分に始まり、15時18分に終了し、観客数は約36,000人でした。