3月23日（金）から4月4日（水）まで阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で、「第90回記念 選抜高等学校野球大会」が始まっています。
大会観戦の参考になればと、36校出場している中の北海道、東北のチームについてをおおまかにまとめてみました。
・駒大苫小牧（北海道）：昨秋の全4試合に先発したエース右腕・大西投手は制球力が高く、緩急がうまい。全4試合で2桁安打を放った計49安打の打線で、チーム打率は366。本塁打は1本。4試合で28四死球を選び、19犠打飛という手堅さ。盗塁8。全道大会は3試合で逆転勝ち。
（私立。4年ぶり4回目の出場。1964年創立し、野球部も同年に創部。甲子園はこれまで春夏合わせて計10回の出場。1966年夏に甲子園初出場。2004年夏に初勝利を挙げると大会史上最高のチーム打率448をマーク。04、05年夏の選手権連覇、06年は準優勝）
・花巻東（岩手：東北）：3年ぶりに優勝した昨秋の岩手大会は、3点差をつけた決勝を除き、準決勝までの3試合は2点差以内の勝利。準優勝した東北大会も4試合全てが3点差以内。投手陣は多彩で枚数が多い。
（私立 。6年ぶり3回目の出場。1956年、花巻商業高校として発足。センバツ初出場となった2009年に準優勝。夏の全国選手権は8回出場し、09年と13年の2度ベスト4が最高成績）
・日大山形（山形：東北）：山形大会3位、東北大会で4強入り。東北大会のチーム打率は283。
（私立。36年ぶり4回目の出場。 1958年、学校法人山形学園山形第一高として創立し、野球部も同年に創部。過去に春3回、夏は17回の出場。1963年夏に甲子園初出場。センバツには73年に県勢としても初出場）
・聖光学院（福島：東北）：東北大会初優勝。右腕の衛藤投手が防御率1.29。打線も44得点、打率389の強打。
（私立。5年ぶり5回目の出場。 1962年に工業高校として創立。野球部は62年から愛好会として活動し、63年に創部。甲子園にこれまで春4回、夏14回出場。夏の甲子園は戦後最長の11年連続出場中。秋の東北大会では17回目の出場で初めて頂点を極めた）