今年のセンバツ観戦で印象に残ったのは

 第91回 選抜高等学校野球大会が3月23日(土)から4月3日(水)まで、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催されました。

 今大会は23日(土)から28日(木)までの6日間開会式1回戦16試合2回戦2試合を観戦してきました。

 その中で私が印象に残った試合を紹介します。

● 1回戦「津田学園(三重)0-2 龍谷大平安(京都)
 互いに点を取れずに、そのまま延長にもつれ込んだ緊迫した展開は見ていてもその緊張が伝わってきました。

● 1回戦「盛岡大付(岩手)3-2 石岡一(茨城)
 21世紀枠からの出場の石岡一が、強豪校の盛岡大付から先制。石岡一がリードのまま、終盤に。盛岡大付が土壇場の9回裏に追いつき、延長戦に突入し、盛岡大付が逆転勝利。白熱した展開を楽しめました。石岡一は惜しかったですが、さすが盛岡大付でした。

● 1回戦「啓新(福井)5-3 桐蔭学園(神奈川)
 この試合は、私の地元・福井からの出場ということで上げました(笑)。地元の高校からの試合は、どれだけリードしていてもヒヤヒヤもの。啓新が先制しますが、追い上げる桐蔭学園にヒヤヒヤしながら(笑)。地元の勝利試合を見れました。ただ、ビックリしたのは、啓新の2番手の浦松投手の堂々とした雰囲気のピッチングには、最初から最後まで頼もしかったです。

● 2回戦「星稜(石川)1-3 習志野(千葉)
 大会前から優勝候補で、大会でもトップクラスの奥川投手率いる星稜。対する習志野に勝ち目は? 正直、「星稜に軍配が上がるだろうな~」っと思いつつ、しかし、習志野の粘り強い、抜け目のない攻撃は、「星稜を苦しめるだろう」と思いつつ、その習志野の攻撃が「もしかすると、星稜を撃破するかも」っとも。試合は星稜が先制点を上げたので、「習志野はかなり厳しくなったな~」っと見ていたら・・・・・・まさかの同点、そして、逆転でビックリしました。

 そして、最も強く印象に残ったのは、

● 1回戦「履正社(大阪)0-3 星稜(石川)
 大注目の星稜の奥川投手。その奥川投手のピッチングに脱帽した試合でした。強力打線の履正社から17奪三振は見事。まさか、履正者打線をここまで抑えるとは・・・・・・試合の中、ピンチになる場面もありましたが、きっちり抑えた奥川投手の気迫と冷静さに驚きました。

 他にも、面白かった試合はありました。
 観戦後の試合も見物で、準々決勝も準決勝も習志野の逆転勝ち、準々決勝の「明豊(大分)1 – 0 龍谷大平安(京都)」は延長戦にもつれ込む、これまた緊迫した試合で、明豊は初のベスト4へ。準々決勝の「明石商(兵庫)4 – 3 智辯和歌山(和歌山)」も白熱した接戦な展開が楽しめました。

 大会は、東邦が選抜最多の5回目となる優勝を飾りました。

 今大会でもう一つ、楽しみにしていたのが、応援でした。

 習志野のブラスバンド、チア応援を、ついに甲子園で楽しめました。
 千葉大会で見たことはありましたが、その「美爆音」という迫力満点な応援を甲子園で楽しめました。
 そして、もう一つ、東邦の応援。都合上、東邦のブラスバンド(マーチングバンドかな)は大会前半は応援にこれないとのことで、大阪のあの大阪桐蔭の吹奏楽部が友情応援で、東邦の応援に参加。大阪桐蔭の吹奏楽の東邦応援が楽しめました。東邦の応援に加え、大阪桐蔭の応援でもおなじみの曲も楽しめました。大会後半には、東邦の吹奏楽部が駆けつけ、大阪桐蔭と合流しての応援が実現。決勝では、あの習志野と対戦する形になりました。ただ、ちょっと残念だったのは、その様子を現地で見たかったです(笑)。
 応援も楽しめる大会でした。