投手戦の中、リードを許した日大三は終盤に見せた、「日大三 - 下関国際」(第100回 夏の甲子園~全国大会準々決勝~)

 第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 準々決勝日大三 - 下関国際」が大会14日目の8月18日(土)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われました。

 天気は晴れ。

 西東京代表の日大三(一塁側)は後攻5年ぶり17回出場の私立校。第90回記念選抜高等学校野球大会は2回戦敗退。今大会の地方大会は、初戦の杉並に7-4で勝利豊多摩に8-3で勝利駒大に13-2で6回コールド勝利、準々決勝は片倉に8-6で勝利、準決勝は東海大菅生に9-6で勝利、決勝は日大鶴ケ丘に5-3で勝利。甲子園の初戦(1回戦)は折尾愛真(北福岡)に16-3で勝利、2回戦は奈良大付(奈良)に8-4で勝利、3回戦は龍谷大平安(京都)に4-3で勝利
 山口代表の下関国際(三塁側)は先攻2年連続2回出場の私立校。第90回記念選抜高等学校野球大会は初戦の2回戦敗退。今大会の地方大会は、初戦の長門に9-0で7回コールド勝利下関西に10-0で6回コールド勝利、準々決勝は光に8-4で延長10回の末に勝利、準決勝は宇部工に8-1で7回コールド勝利、決勝は宇部鴻城に5-0で勝利。甲子園の初戦(1回戦)は花巻東(岩手)に4-2で勝利、2回戦は創志学園(岡山)に5-4で勝利、3回戦は木更津総合(東千葉)に4-1で勝利
 ともに、甲子園で4戦目となります。

・1回表の下関国際の攻撃:先頭の浜松選手はフォアボールで出塁(1塁)。甲山選手の打席、1塁ランナーは2塁へ盗塁するも失敗。甲山選手は内野安打で出塁(1塁)。川上選手はセンターフライに倒れ、2アウトに。鶴田選手の打席、1塁ランナーは2塁へ盗塁するも失敗し、チェンジ(日0-0下)
・1回裏の日大三の攻撃:先頭の金子選手はピッチャーゴロ、木代選手はファーストゴロ、日置選手はサードゴロと、三者凡退に倒れる(日0-0下)
・2回表の下関国際の攻撃:先頭の鶴田選手はピッチャーゴロに倒れ、吉村選手はフォアボールで出塁(1塁)。木村選手はセンターフライに倒れ、2アウトに。西山選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁。西山選手はフォアボールで、2アウトランナー1・2塁に。品川選手はフォアボールで、2アウトランナー満塁に。佐本選手はセンターヒットを打ち、先制(日0-1下)。2塁ランナーは走塁アウトになり、チェンジ(日0-1下)下関国際が先制点を奪う

・2回裏の日大三の攻撃:先頭の大塚選手はセンターフライ、中村選手は三振、小沢選手はショートゴロと、三者凡退に倒れる(日0-1下)
・3回表の下関国際の攻撃:日大三は河村投手に交代。先頭の浜松選手はライトヒットで出塁(1塁)。甲山選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、川上選手はファールフライ、鶴田選手は三振に倒れ、得点できず(日0-1下)
・3回裏の日大三の攻撃:先頭の佐藤(コ)選手は三振、柳沢選手はフォアボールで出塁(1塁)。佐藤(英)選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、金子選手はセンターフライに倒れ、得点できず(日0-1下)

・4回表の下関国際の攻撃:先頭の吉村選手は三振、木村選手は三振、西山選手はセカンドゴロに倒れ、三者凡退に(日0-1下)
・4回裏の日大三の攻撃:先頭の木代選手はフォアボールで出塁(1塁)。日置選手の打席、暴投によりランナー2塁に。日置選手はライトフライに倒れ、大塚選手はフォアボールで、1アウトランナー1・2塁に。中村選手は打ち取られダブルプレーとなり、チェンジ(日0-1下)

――投手戦――

・5回表の下関国際の攻撃:先頭の品川選手は三振、佐本選手は三振、浜松選手は三振と、三者凡退に倒れる(日0-1下)
・5回裏の日大三の攻撃:先頭の河村選手は三振、代打の飯村選手はレフトフライ、柳沢選手はセカンドゴロと、三者凡退に倒れる(日0-1下)


・6回表の下関国際の攻撃:先頭の甲山選手はセカンドゴロに倒れるが、続く川上選手は長打ヒットを放ち、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。すると、鶴田選手はライトヒットを打ち、1点追加(日0-2下)。1アウトランナー1塁の場面、吉村選手は三振、木村選手は三振に倒れ、チェンジ(日0-2下)下関国際が1点追加し、リードを広げる

・6回裏の日大三の攻撃:先頭の佐藤(英)選手はセンターフライ、金子選手はショートゴロ、木代選手はセンターフライに倒れ、三者凡退に(日0-2下)
・7回表の下関国際の攻撃:先頭の西山選手はピッチャーゴロ、品川選手はフォアボールで出塁(1塁)。佐本選手はセカンドゴロに倒れるが、2アウトランナー2塁に。しかし、浜松選手はライトフライに倒れ、得点できず(日0-2下)
・7回裏の日大三の攻撃:先頭の日置選手は三振、大塚選手はショートゴロに倒れ、2アウトに。中村選手はレフトヒットで出塁(1塁)。河村選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(日0-2下)
・8回表の下関国際の攻撃:先頭の甲山選手はファーストへのファールフライに、川上選手は三振に倒れ、2アウトに。鶴田選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁。吉村選手はショートゴロに倒れ、チェンジ(日0-2下)

――日大三の集中打!?――

・8回裏の日大三の攻撃:先頭の飯村選手はセンターヒットで出塁(1塁)。柳沢選手はライトへ長打ヒットを放ち、0アウトランナー2・3塁のチャンスをつくる。代打の高木選手はヒットを打ち、同点に追いつく(日2-2下)。0アウトランナー1塁の場面、金子選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスに。木代選手はセカンドゴロに倒れるが、2アウトランナー3塁に。日置選手はライトヒットを打ち、1点追加し逆転(日3-2下)。2アウトランナー1塁の場面、大塚選手はセンターフライに倒れ、チェンジ(日3-2下)日大三が同点に追いつき、逆転する

・9回表の下関国際の攻撃:先頭の木村選手はフォアボールで出塁(1塁)。西山選手は送りバントをするもフライアウトに、品川選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、佐本選手は三振に倒れ、得点できず、試合終了(日3-2下)
(日=日大三、下=下関国際)
(試合展開は、実際と異なる場合があります)

 日大三が3-2で下関国際に勝利しました。

 下関国際が先制点を奪い、その後もリードを広げ終盤に。しばらく投手戦が続いたが、終盤に日大三が同点に追いつき、そのまま一気に逆転し、勝利しました。

 日大三の応援は、黄色と紫のポンポンが特徴で、「残酷な天使のテーゼ」「Come on」「ルパン」「コナン」などのブラスバンドチア応援があり、「東京に大優勝旗を。それができるのは日大三高!」「練習は嘘をつかない!頑張れ、三高!」「打線の繋がりとナイスピッチングを期待しています!」「三高らしい試合を期待してます!必勝!」「我が故郷町田の星、日大三高頑張れ!」「町田魂見せたれ!」「三高魂で頑張れ!」「いつも母校を応援しています。頑張ってください。」「今日は甲子園から日大三高応援しています!絶対勝つぞ!」「優勝目指して最後の最後まで頑張って!球場から応援してます!」「激戦区を勝ち抜いた力を発揮してください!」「練習は嘘をつかない!強力打線を爆発させろ!」といった応援メッセージがありました。

 下関国際の応援は、ベースの青色が特徴的で、「戦闘開始」「狙い打ち」「アフリカン・シンフォニー」「サウスポー」「」「宇宙戦艦ヤマト」「サンバデジェネイロ」(アゲアゲホイホイ)「V-ROAD」「ルパン」「モンキーターン」「タッチ」「see off」などのブラスバンドチア応援があり、「全国制覇目指して突っ走って下さい!!」「下関国際のファンになりました!熱いプレー期待しています!」「努力の姿、いつも見ています!フルスイング山口!」「流した汗が喜びの涙に変わる事を祈っています。頑張れ、下関国!」「下関国際頑張れ!!!」「本州の西端から怒涛の攻撃。頑張れ下関国際」「下関国際!後悔のない試合ができますように!応援しています!」「国際頑張れー!」「日々の練習の成果を出す時です。ガンバレ国際!」「全国制覇目指して突っ走って下さい!!」「いつも応援しています!頑張れ山口県代表!」「チーム一丸となって勝利を掴みとってください!」「頑張れ下関国際!山口魂を見せてやれ!」といった応援メッセージがありました。

 試合は13時33分に始まり、15時21分に終了し、観客数は約40,000人でした。