第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 東東京大会の閉会式がが7月29日(日)、明治神宮野球場(東京都新宿区)で行われました。
天気は、雲の少しある晴れ。
東東京大会の決勝は、「二松學舍大附 - 小山台」。
千代田区にある二松學舍大附(一塁側)は後攻。初戦の3回戦は王子総合に8-5で勝利、4回戦は成立学園に6-3で勝利、5回戦は江戸川に12-0で5回コールド勝利、準々決勝は堀越に11-1で5回コールド勝利、準決勝は関東一に5-3で勝利。2017年夏の成績は優勝。
品川区ある小山台(三塁側)は先攻。初戦の3回戦は日本ウェルネスに3-1で勝利、4回戦は紅葉川に9-2で7回コールド勝利、5回戦は高島に10-1で7回コールド勝利、準々決勝は安田学園に6-4で延長10回の末に勝利、準決勝は帝京に7-2で勝利。2017年夏の成績は5回戦。
序盤、小山台が先制しますが、二松学舎大附もすぐに追いつきます。それでも、小山台が再びリードする展開になりますが、二松学舎大附が反撃し同点に追いつくと、逆転し突き放しました。
二松學舍大附が6-3で小山台に勝利し、2年連続3度目の優勝しました。
試合終了後から閉会式が始まるまでの間、優勝した二松学舎大附の市原 勝人監督と平間 陸斗主将インタビューがありました。
○ 市原 勝人監督へのインタビュー
・序盤はなかなか攻撃にリズムが、ダブルプレーもあってチグハグな攻撃が目立ち、あの辺りはどういう風な感じでご覧になっていたのですか?
→何しろ落ち着いていこうと、最後、後半勝負だということで、よく選手がこの雰囲気の中で落ち着いてやってくれたと思います。
・中盤から終盤にかけては、相手の隙を逃さないソツのない野球、見事でした。あのあたりは?
→途中ぐらいから選手の発想でやることもたくさんあったのですが、そういった意味では一皮向けたというか、「自分たちでやりだしたな」っていう手ごたえを中盤以降感じました。
・野村君のタイムりー大きかったですね~。
→大きかったですね~。ああいうことでいつも助けてくれる選手なので、その後の三盗も本人の判断ですので、もう今日は野村に助けられました。
・そして、投手陣は今日、先発は大庭投手でした。このあたりは?
→今大会は、大庭に助けられた大会でしたので、最後は大庭で戦おうと思いました。
・流れをつくったのは、2人目の岸川投手。見事なピッチングでした。
→そうですね、本来はうちのエースなんです。エースを一番最後に残しておいて、一番いい場面で、一番いい働きをしてくれたので、僕もうれしいです。
・そして、先輩のピッチャーを1年生の山田キャッチャーがよくリードしましたね。
→そうですね。すごく疲労もたまってたと思うが、泣き言を言うような子ではないので、こっちで目を配んないと、我慢しすぎちゃうといけないと思っていたのですけど、最後の方は1年生の山田に僕が頼っているような感じだったので、本当に頼りになる1年ですね。
・100回の記念大会、今年もあの甲子園に戻ります。去年は一つ勝ってベスト16。今年の目標を聞かせてください。
→選手たちは去年の先輩を超えたいという風にと思っているので、まずその先輩たちの残した記録を抜きたいとそこが目的だと思います。東京代表ですから、本来は日本一を狙いますと言わないといけないんでしょうけど、まずは一歩一歩です。頑張ります。
・甲子園での活躍も期待しています。おめでとうございます。
○ 平間 陸斗主将へのインタビュー
・おめでとうございます。
→ありがとうございます。
・率直に今のお気持ちを聞かせてください。
→2回目の決勝戦なんですけど、雰囲気だったり、スタンドの異様な応援の人数だったり、自分たちの野球をやろうと心がけていたのですが、やはり慌てた部分があったので、甲子園ではやはり一戦一戦慌てないで自分たちの野球をやっていきたいと思います。
・今日は先制されて、追いついてはまたリードされてという展開でした。あのあたりでベンチの雰囲気はどうでしたか?
→自分たちの野球は、取られてからひっくり返すという野球をずっとやっていたので、そういう面ではベンチも落ち着いていました。
・準決勝が終わった後で、この決勝は3年生がぜひ頑張りたいと話をしていました。岸川投手、それから、ライトの畠山君のいい守備がありました。今日、3年生が頑張りましたね。
→やはり、つないでくれた岸川だったり、最初の先頭バッター取ってくれた畠山だったり、けど2年生の野村とか、チーム全員でつかんだ勝利だと思います。
・平間キャプテンは去年も甲子園でプレーしています。あの舞台はどんなところですか?
→夢のような舞台でもあり、厳しい場でもあるので、やはり1回から9回まで落ち着いて自分たちの野球をやって、応援してくださる方々を日本一の舞台に連連れて行きたいと思います。
・最後に、大勢詰め掛けた球場のファンに東京代表としての決意をお願いします。
→東東京代表という名にふさわしいように、一戦一戦全力で戦いたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
・本当におめでとうございました。
その後、閉会式が行われました。
まずは、選手たちが入場し、グラウンドに整列。
最初に表彰が行われました。
まずは、優勝した二松学舎大附に優勝旗授与、小山台には準優勝杯が授与されました。そして、表彰状と楯が両校に授与されました。
次に、両校にメダルの授与が行われました。
堀内 正・東京都高等学校野球連盟会長の挨拶がありました。
選手の皆さん、そして、スタンドの皆様、本当にお疲れ様でした。第100回記念大会東東京大会には140校が参加し、4つの球場で熱い熱戦を繰り返し、そして、今日、この神宮球場で決勝戦が行われました。優勝したのは二松学舎大学附属高校です。2年連続3度目の優勝ということで、8月5日から始まる全国大会に出場することになりました。さきほど、監督のインタビューで「優勝」という言葉は出てきませんでしたけれども、君たちはぜひ優勝を狙って頑張ってきてください。惜しくも準優勝に終わりました、小山台の皆さん、本当に素晴らしい試合でした。試合ごとに強くなってきました、そして、この決勝戦も前半はリードを保っておりましたけれども、途中、逆転してからはこういう結果になってしまいましたが、本当に「さわやかなチームだな」という風に思いました。この3年生が卒業した後、2年生、1年生はこの先輩の後を引き継いで、来年は甲子園に行けるように頑張ってください。最後になりますけれども、この大会には大勢の関係の方々が尽力を尽くしてくださいました。特に今年は例年にない暑さに見舞われました。しかし、熱中症も例年と比べてそれほど多く出るということではありませんでした。大きな怪我、あるいは事故等なく、ここに無事に大会が終了することを、心より喜んでおります。そして、関係の皆様に御礼申し上げます。なお、今日この神宮球場に応援に来られた観客数は26,000を超えるという多くの方々に見守られる中で行われました。最後になりますけれども、これからもまた、高校野球にぜひ全力を尽くして頑張ってください。どうも応援の皆様、本当にありがとうございました。
国旗降納が行われました。
そして、松延 素男・東東京大会運営委員長が
第100回全国等学校野球選手権記念東東京大会の閉会を宣言します。本当に素晴らしい大会となりました。皆さん、ありがとうございました。
と閉会宣言を行いました。
そして、役員、選手が退場。
閉会式の後には、優勝した二松学舎大附と準優勝した小山台の記念撮影が行われました。
優勝した二松学舎大附の監督の胴上げなどもありました。
球場の外は、すごい人でした。
(内部が違う場合があります)