第90回記念 選抜高等学校野球大会が3月23日（金）から4月4日（水）まで、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で開催されました。
今年は第90回の記念大会ということから、出場校が例年より4校多い36校が出場。
4月1日（日）（大会10日目）の第4試合には、準々決勝「三重（三重） – 星稜（石川）」の試合が行われました。
三重は先攻（一塁側）で4年ぶり13回目の出場。初戦の2回戦は日大三（東京）に8 – 0で勝利。3回戦は乙訓（京都）に2 – 1で勝利。これまでの選抜大会では優勝1回、13勝11敗。全国高校野球選手権大会では12回出場し、準優勝1回、12勝12敗。星稜は後攻（三塁側）で13年ぶり12回目の出場。初戦の2回戦は富島（宮崎）に11 – 2で勝利。3回戦は近江（滋賀）に4 – 3で勝利。これまでの選抜大会では6勝11敗、全国高校野球選手権大会では18回出場し、準優勝1回、18勝18敗。
三重の1回表は、先頭の梶田選手がピッチャーゴロに倒れるものの、続く浦口選手はフォアボールで出塁（1塁）。曲選手はセンターヒットを打ち、1アウトランナー1・3塁のチャンスをつくる。大川選手はフォアボールで満塁のチャンスに。しかし、東選手はショートフライ、前出選手はショートフライに倒れ、先制点を奪えず（三 0 – 0 星）。
星稜の1回裏は、先頭の南保選手がピッチャーゴロ、続く佐々井選手は三振に倒れ、河井選手はセンターフライで三者凡退に（三 0 – 0 星）。取った取られたな展開に
2回表の三重は、先頭の小川選手がライトヒットで1塁に出塁。山本大選手は2塁打を放ち、1点先制（三 1 – 0 星）。井上選手は三振に倒れるが、続く梶田選手はライトへホームランを放ち、2点追加（三 3 – 0 星）。浦口選手はファールフライ、曲選手はレフトフライに倒れ、チェンジ（三 3 – 0 星）。三重が3点先制した。
先制された星稜の2回裏は、先頭の竹谷選手がフォアボールで出塁（1塁）。続く山瀬選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。西岡選手はセカンドフライに倒れ、鯰田選手は内野安打で2アウトランナー1・3塁のチャンスに。続く東海林選手はセンターへ2塁打を放ち、2点返す（三 3 – 2 星）。平野選手は三振に倒れ、チェンジ（三 3 – 2 星）。星稜が2点返し、1点差に。
1点差に迫られた三重の3回表は、先頭の大川選手がセンターヒットで1塁に出塁。続く東選手はレフトヒットで0アウトランナー1・2塁のチャンスに。前出選手はフォアボールで満塁のチャンスに広げる。続く小川選手はセカンドゴロになったが、その間に1点追加（三 4 – 2 星）。山本大選手はフォアボールで、1アウト満塁に。ここで星稜のピッチャー、奥川投手に交代するが、井上選手にセンターへの犠牲フライを打たれ、1点追加される（三 5 – 2 星）。続く梶田選手には、2アウトランナー1・3塁の場面で、ライトヒットを打たれ、1点追加（三 6 – 2 星）。浦口選手にはランナー1・2塁の場面で、レフトヒットを打たれ、1点追加（三 7 – 2 星）。曲選手をピッチャーゴロに抑え、チェンジ（三 7 – 2 星）。三重が突き放した。
突き放された星稜の3回裏は、先頭の南保選手がフォアボールで出塁（1塁）すると、続く佐々井選手は送りバント決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。河井選手は三振に倒れるものの、竹谷選手はフォアボールで2アウトランナー1・2塁に。山瀬選手はレフトヒットを打ち、1点返す（三 7 – 3 星）。続く奥川選手はセンターヒットを打ち、1点返す（三 7 – 4 星）。鯰田選手は三振に倒れ、チェンジ（三 7 – 4 星）。星稜も反撃し、まだまだ分からない展開に。
4回表の三重は、先頭の大川選手がレフトヒットを打ち、0アウトランナー1塁に。続く東選手も出塁し、0アウトランナー1・2塁のチャンスに。前出選手は三振に倒れるものの、小川選手はフォアボールで1アウト満塁のチャンスに広げる。しかし、山本大選手はセカンドフライに倒れ、井上選手はライトフライで、得点できず（三 7 – 4 星）。
4回裏の星稜は、先頭の東海林選手がフォアボールで出塁（1塁）。平野選手はバントをし、守備のエラーにより出塁し、0アウトランナー1・2塁のチャンスに。しかし、南保選手は打つもダブルプレーになり、2アウトランナー3塁に。続く佐々井選手はライトフライに倒れ、得点できず（三 7 – 4 星）。星稜も負けじと反撃する
三重の5回表は、ピッチャーゴロ、センターフライ、サードゴロと三者凡退に倒れる（三 7 – 4 星）。
星稜の5回裏は、先頭の河井選手がライトフライに倒れるものの、続く竹谷選手はライトヒットを打ち、1塁に出塁。山瀬選手は内野安打で、1アウトランナー1・2塁のチャンスに。しかし、奥川選手は三振、鯰田選手はセンターフライに倒れ、得点できず（三 7 – 4 星）。
6回表の三重は、先頭の大川選手がレフトフライ、東選手はセンターフライ、前出選手は三振と三者凡退に倒れる（三 7 – 4 星）。
6回裏の星稜は、先頭の東海林選手がセンターへ2塁打を放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。続く平野選手はファーストゴロに倒れるものの、1アウトランナー3塁の場面で、南保選手はレフトヒットを放ち、1点返す（三 7 – 5 星）。続く佐々井選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁に。しかし、河井選手は三振に倒れ、チェンジ（三 7 – 5 星）。星稜が1点返し、2点差に迫る。三重の7回表は、先頭の小川選手が出塁し、0アウトランナー2塁に。続く代打・平井選手はサードゴロ、井上選手は三振に倒れ、2アウトに。梶田選手はレフトヒットを打ち、1点追加（三 8 – 5 星）。1塁ランナーが2塁に盗塁を成功させると、浦口選手はフォアボールで2アウトランナー1・2塁に。続く曲選手は内野安打で1点追加（三 9 – 5 星）。2アウトランナー1・3塁の場面だったが、大川選手はピッチャーゴロに倒れ、チェンジ（三 9 – 5 星）。三重が星稜を突き放した。
星稜の7回裏。三重のピッチャー、吉井投手に交代。先頭の竹谷選手はショートライナー、続く山瀬選手はピッチャーゴロに倒れるが、奥川選手はフォアボールで出塁（1塁）。ワイルドピッチによりランナー2塁へ。続く鯰田選手はセンターヒットを打ち、1点返す（三 9 – 6 星）。さらに、2アウトランナー3塁とするが、東海林選手はショートフライに倒れ、チェンジ（三 9 – 6 星）。星稜も反撃し、3点差に縮める。
8回表の三重。星稜のピッチャー、山口投手に交代。先頭の東選手はフォアボールで出塁（1塁）すると、続く前出選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。小川選手はフォアボールでランナー1・2塁に。吉井選手はピッチャーゴロ、井上選手は三振に倒れ、得点できず（三 9 – 6 星）。
8回裏の星稜は、先頭の平野選手はセーフティーバントを決め、1塁に出塁。南保選手はフォアボールで0アウトランナー1・2塁のチャンスに。続く代打・竹中選手はキャッチャーゴロになるが、その間に1点返す（三 9 – 7 星）。守備の悪送球もあり、ランナー1・2塁に。河井選手はスリーバント失敗で、1アウトに。続く竹谷選手はファーストゴロに倒れ、2アウトランナー2・3塁に。山瀬選手はフォアボールで2アウト満塁のチャンスに。奥川選手はセンターヒットを放ち2点入れ、同点に追いつく（三 9 – 9 星）。鯰田選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ（三 9 – 9 星）。ついに星稜が同点に追いつき、試合を振り出しに。同点に追いつかれた三重の9回表。星稜のピッチャー、奥川投手に交代。先頭の梶田選手は出塁（1塁）。続く浦口選手はライトヒットで0アウトランナー1・3塁のチャンスに。曲選手はセンターヒットを放ち、1点追加（三 10 – 9 星）。続く大川選手はフォアボールで0アウト満塁のチャンスに広がる。ここで星稜のピッチャー、寺沢投手に交代するが、東選手を押し出しのフォアボールで1点追加される（三 11 – 9 星）。前出選手は三振に倒れるが、続く小川選手はレフトヒットを打ち、2点追加（三 13 – 9 星）。続く代打・桐田選手は三振に倒れ、2アウト1・2塁。井上選手はライトへの2塁打を放ち、1点追加（三 14 – 9 星）。2アウトランナー2・3塁となり、梶田選手はセンターフライに倒れ、チェンジ（三 14 – 9 星）。再び突き放した三重。
再び突き放され、同点に追いつかなければ負けが決定する9回裏の星稜は、先頭の東海林選手が三振、平野選手はサードゴロ、南保選手はレフトフライに倒れ、試合終了（三 14 – 9 星）。
（三＝三重、星＝星稜）
三重が14 – 9で星稜に勝利しました。
三重がリードする展開だったが、星稜の追い上げで、点の取り合いの攻防が楽しめました。
一塁側の三重の応援は、赤色が特徴的。三塁側の星稜の応援は、独特な黄色が特徴的でした。
試合の合間には、内野の電光掲示板に各校への応援メッセージが紹介されていました。
・三重への応援メッセージ：「バスの中で応援してます!!!」「三重高校がんばれ！勢いに乗って突っ走れ！」「闘魂こめて！弟よ大志を抱け！」「選手のみなさんの活躍を期待しています!!」「打線爆発！三重高の快進撃、止めるんじゃねえぞ！」「今日も一勝！平常心で頑張って！遠くからも真剣に応援してます。」「守って、打って、駆け抜けろ！その先にある勝利を信じて。」「地元からテレビで応援してます！頑張ってください！」
・星稜への応援メッセージ：「星稜旋風巻き起こせ！」「石川に初の優勝旗を持ってきてください応援してます」「君が星（スター）だ！」「星稜ナイン、センバツ制覇目指してガンバレ」
17時28分に始まり、19時59分に試合終了。観客数は10,000人。