早稲田のあの独特な応援が響き反撃したが、第99回 全国高校野球選手権大会 1回戦「早稲田佐賀(佐賀)-聖心ウルスラ(宮崎)」

 第99回 全国高等学校野球選手権大会が2017年8月8日(火)から23日(水)まで、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催された。

 10日(木)(大会3日目)の第4試合は、1回戦早稲田佐賀(佐賀)-聖心ウルスラ(宮崎)」が行われた。

 先攻は聖心ウルスラ(三塁側)、後攻は早稲田佐賀(一塁側)。16時05分に試合が始まった。

 聖心ウルスラの1回表は三者凡退。
 早稲田佐賀の1回裏は、2アウトから3番バッターがフォアボールで1塁にランナーを出すが得点できず。
 聖心ウルスラの2回表は、先頭の4番バッターが内野安打で出塁(1塁)すると、続く5番バッターはレフトヒットを打ち、0アウトランナー1・2塁のチャンスに。その後、6番バッターが送りバントを決め、1アウトランナー2・3塁のチャンスに広げると、7番バッターはスクイズをし、1点先制!?

 先制された早稲田佐賀の2回裏は三者凡退に。
 3回表の聖心ウルスラは三者凡退。早稲田佐賀の3回裏も三者凡退。

――聖心ウルスラの怒涛の攻撃!?――

 聖心ウルスラの4回表は、1アウトから4番バッターがフォアボールで1塁に出塁。その後、2アウトになるも6番バッターがレフトへ2塁打を放ち、ランナー2・3塁のチャンスをつくる。続く7番バッターがレフトヒットを打ち、2点追加し「0-3」に。その後、1アウトランナー3塁になったところで、早稲田佐賀はピッチャー交代。しかし、聖心ウルスラの攻撃は止まらず、8番バッターがヒットを打ち、1点追加0-4)。9番バッターはライトヒットでランナー1・3塁。そして、1番バッターはワイルドピッチで1点追加し「0-5」一挙4点追加し、5点差に突き放す。

 突き放された早稲田佐賀の4回裏は、2アウトランナーなしの場面で、5番バッターはセカンドゴロに打ち取られるが、守備のエラーで1塁に出るものの後続が続かず。
 5回表の聖心ウルスラは、先頭の2番バッターがセンターへヒットを打ち1塁に出塁。続く3番バッターが送りバントを決めると同時にバッターランナーもセーフになり、0アウトランナー1・2塁のチャンスに広がる。その後、ランナー2・3塁にするも得点できず。
 早稲田佐賀の5回裏は、1アウトから8番バッターが内野安打で出塁(1塁)。その後2アウトになるも、1番バッターがセンターへヒットを放ち、ランナー1・2塁のチャンスに。しかし、後続が続かず0点に抑えられる。
 聖心ウルスラは6回表、2アウトから9番バッターがライトヒットを打ち出塁(1塁)するも得点できず。
 6回裏の早稲田佐賀は三者凡退。

――早稲田佐賀が反撃に!?――

 7回表の聖心ウルスラは、2アウトから1塁にランナーを出すものの得点できず。
 早稲田佐賀の7回裏は、先頭の6番バッターがレフトヒットで1塁に。続く7番バッターもレフトヒットを放ち、0アウトランナー1・2塁のチャンスをつくる。さらに、8番バッターはレフトヒットを打ち、1点返し「1-5」にし、さらに守備の送球エラーでランナー2・3塁とチャンスを広げる。続く9番バッターは代打で内野安打になり、1点追加し「2-5」と3点差に迫る。その後、ランナー2・3塁のチャンスにするが、後続が続かず。しかし、この回、早稲田佐賀が反撃に出た。

 聖心ウルスラの8回表は三者凡退。
 8回裏の早稲田佐賀は、先頭の4番バッターが内野安打で出塁(1塁)するも、盗塁失敗。その後も続かず0点に。
 9回表の聖心ウルスラは、1アウトから1番バッターがライトへの長打を放つが走塁でアウトになり、その後も続かず0点に。
 同点に追いつかなければ最後の攻撃となる早稲田佐賀の9回裏は、先頭の7番バッターはレフトヒットで1塁に出塁するも、続く8番バッターはピッチャーゴロでWプレーを取られ、9番バッターは三振に倒れ、試合終了。

 試合は、聖心ウルスラが「5-2」で早稲田佐賀に勝利

 流れは聖心ウルスラがペースを握ったが、後半に早稲田佐賀も反撃した試合になった。 

 両校ともにブラスバンド応援があり、早稲田佐賀はあの早稲田の独特な応援で、コンバットマーチの応援があり、得点が入ると、あの早稲田の応援があった。聖心ウルスラはブルーと黄色できれいな感じだった。

 試合の合間には、
・早稲田佐賀への応援メッセージ:「精一杯プレーを! がんばれ! 早稲田佐賀!」、「ここからが勝負。爽やかな挨拶、いつもありがとう。全力闘志!」、「早稲田佐賀高、初出場あめでとうございます! 一戦必勝!」、「落ち着いてプレーを! 期待しています!」、「暑い中大変だと思いますが頑張ってください!
・聖心ウルスラへの応援メッセージ:「最後まで己の力を出しきって全力で頑張ろう!」、「優勝目指して全員一丸となってがんばれ!!」、「甲子園出場おめでとうございます。頑張ってまず一勝!」、「めざせ、優勝! チーム一丸となり勝利をつかめ!」、「一戦必勝で勝ち抜け! 頑張れ!
などの応援メッセージが電光掲示板に流れた。

 17時55分に終わり、約18,000人が観戦。