流れは近江。終盤に常葉大菊川が反撃した、「近江 - 常葉大菊川」(第100回 夏の甲子園~全国大会3回戦~)

 第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 3回戦近江 - 常葉大菊川」が大会13日目の8月17日(金)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われました。

 天気は晴れ。

 7時開門予定だったのが、6時20分にはやまりました。

 滋賀代表の近江(一塁側)は後攻2年ぶり13回出場の私立校。地方大会は、初戦の能登川・長浜農に17-0で5回コールド勝利甲西に10-0で5回コールド勝利、準々決勝は八幡西に5-1で勝利、準決勝は近江兄弟社に8-2で勝利、決勝は綾羽に8-4で勝利。甲子園の初戦(1回戦)は智弁和歌山(和歌山)に7-3で勝利、2回戦は前橋育英(群馬)に4-3で勝利
 静岡代表の常葉大菊川(三塁側)は先攻2年ぶり6回出場の私立校。地方大会は、初戦の清水桜が丘に6-3で勝利清水西に7-0で7回コールド勝利袋井に16-2で5回コールド勝利、準々決勝は静岡商に11-0で勝利、準決勝は浜松城北工に9-0で勝利、決勝は島田商に6-5で勝利。甲子園の初戦(1回戦)は益田東(島根)に8-7で勝利、2回戦は日南学園に3-0で勝利
 ともに、甲子園で3戦目となります。

 試合開始前に、報徳OB金村 義明氏による始球式が行われました。

・1回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の奈良間選手は三振、東選手はレフトフライ、鈴木選手はショートゴロと、三者凡退に倒れる(近0-0常)
・1回裏の近江の攻撃:先頭の木村選手は三振、土田選手はライトフライに倒れ、2アウトに。家田選手はライトヒットで出塁(1塁)。北村選手はセンターへ長打ヒットを放ち、1点先制(近1-0常)。2アウトランナー2塁の場面、瀬川選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(近1-0常)近江が先制する

・2回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の根来選手はサードフライ、伊藤選手は三振、榛村選手は三振と、三者凡退に倒れる(近1-0常)
・2回裏の近江の攻撃:先頭の有馬選手はサードゴロ、山田選手はセンターフライ、林選手はレフトフライに倒れ、三者凡退に(近1-0常)
・3回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の衣笠選手は三振、海瀬選手は三振、神谷選手は三振と、三社凡田に倒れる(近1-0常)

――近江が突き放す――

・3回裏の近江の攻撃:先頭の住谷選手はサードへの内野安打で出塁(1塁)。木村選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。土田選手はショートゴロに倒れる。家田選手はデッドボールを受け、2アウトランナー1・2塁に。北村選手はレフトヒットを打ち、1点追加(近2-0常)。2アウトランナー1・3塁の場面、瀬川選手は三振に倒れ、チェンジ(近2-0常)近江はさらに1点追加し、リードを広げる

・4回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の奈良間選手はショートゴロ、東選手はファーストゴロ、鈴木選手は三振に倒れ、三者凡退に(近2-0常)
・4回裏の近江の攻撃:先頭の有馬選手はピッチャーゴロ、山田選手はセカンドゴロ、林選手はファーストゴロに倒れ、三者凡退に(近2-0常)
・5回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の根来選手は三振、伊藤選手は三振に倒れ、2アウトに。榛村選手は出塁(1塁)。衣笠選手は三振に倒れ、チェンジ(近2-0常)
・5回裏の近江の攻撃:先頭の住谷選手はライトフライに倒れるが、続く木村選手はセカンドへの内野安打で出塁(1塁)。土田選手はバントをすると、守備のエラーにより出塁し、1アウトランナー1・3塁のチャンスに。家田選手はサードフライに倒れ、2アウトに。北村選手はライトへ長打ヒットを放ち、2点追加(近4-0常)。瀬川選手は三振に倒れ、チェンジ(近4-0常)近江がさらに突き放す

・6回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の代打の宮崎選手はセンターヒットで出塁(1塁)。神谷選手の打席、1塁ランナーは2塁へ盗塁するが失敗。神谷選手はサードライナー、奈良間選手はレフトフライに倒れ、チェンジ(近4-0常)
・6回裏の近江の攻撃:先頭の有馬選手はショートゴロに倒れるが、山田選手はショートへの内野安打で出塁するが、2塁へ向かってアウトに。林選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(近4-0常)
・7回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の東選手はファーストへの内野安打で出塁(1塁)。鈴木選手はショートゴロに。根来選手はデッドボールを受け、1塁に出塁。伊藤選手はセンターヒットを打ち、1点返す(近4-1常)。1アウトランナー1・3塁の場面、榛村選手はピッチャーゴロに倒れ、3塁ランナーは走塁アウトになり、チェンジ(近4-1常)常葉大菊川が1点返す

・7回裏の近江の攻撃:先頭の住谷選手はライトヒットで出塁(1塁)。木村選手は送りバントをするがフライアウトに。土田選手はレフトヒットで1アウトランナー1・2塁に。家田選手はセンターフライに倒れ、2アウトに。北村選手はレフトへ長打ヒットを放ち、2点追加(近6-1常)。2アウトランナー3塁の場面、瀬川選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(近6-1常)近江が2点追加

・8回表の常葉大菊川の攻撃:先頭の衣笠選手はサードゴロ、宮崎選手はファーストゴロ、神谷選手は三振と、三者凡退に倒れる(近6-1常)
・8回裏の近江の攻撃:常葉大菊川は漢人投手に交代。先頭の有馬選手は長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。見市選手はショートゴロに倒れるが、代打の金田選手はライトヒットを打ち、1アウトランナー1・3塁に。住谷選手はライトへ長打ヒットを放ち、2点追加(近8-1常)。1アウトランナー3塁の場面、木村選手はスクイズを決め、1点追加(近9-1常)。2アウトランナーなしの場面、土田選手はライトへ長打ヒットを放ち、2アウトランナー2塁に。家田選手はショートゴロに倒れ、チェンジ(近9-1常)近江が突き放す

――突き放された常葉大菊川は――

・9回表の常葉大菊川の攻撃:近江は金城投手に交代。先頭の奈良間選手は長打ヒットを放ち、0アウトランナー3塁のチャンスをつくる。東選手はショートライナーに。鈴木選手はセンターへ犠牲フライを打ち、1点返す(近9-2常)。2アウトランナーなしの場面、根来選手はセンターへ長打ヒットを放ち、2アウトランナー3塁に。伊藤選手は2ランホームランを放ち、2点返す(近9-4常)。榛村選手はセカンドゴロに倒れ、試合終了(近9-4常)
(近=近江、常=常葉大菊川)
(試合展開は、実際と異なる場合があります)

 近江が9-4で常葉大菊川に勝利しました。

 先制点は近江。そこから近江の流れで追加点を重ねていきました。常葉大菊川は終盤に反撃しましたが及ばず。近江が勝利。

 近江の応援は、青色の帽子に黄色と赤色のポンポンが特徴で、「ファイヤーボール」「アルプス一万尺」などのブラスバンドチア応援があり、「勝つうんじゃ~!近江高校!」「粘り強い野球で勝利をもぎ取ってください!」「近江高校頑張れ!滋賀に深紅の大優勝旗を!!」「本気の夏を感じています!毎試合感動をありがとうー!」「日本一の琵琶湖にちなんで是非日本一を勝ちとって下さい」「高校野球を見始めてからずっと応援してます。頑張ってください。」「近江頑張れ!優勝旗を掲げるぞ!!」「近江高校応援団の一体感もすごい!頑張れい!」「近江ブルーで勝ちを掴み取ってください!!」「近江高校らしく頑張って!!」「がんばれ近江!滋賀県初、深紅の優勝旗を!」「滋賀に深紅の優勝旗を持って帰って来てください!頑張れ近江!」「滋賀の誇りです!優勝目指して頑張れ!」「選手、ブラスバンドの皆さん。活躍を応援しています」「滋賀県初の優勝願っています!がんばれ近江!」「兄が近江で野球をしていたので懐かしく思います。頑張れ近江!」といった応援メッセージがありました。

 常葉大菊川の応援は、黄緑色の帽子に赤色のポンポンが特徴的で、「オーバードライブ」「パワプロ」「夏祭り」「闘魂」「see off」「エルクバンチェロ」などのブラスバンドチア応援があり、「一生懸命な姿に元気を貰っています!頑張れ、常葉大菊川!」「静岡からみにきたよー!静岡代表としてがんばってください!」「応援にはいけないけど静岡からテレビの前で応援しています。」「今日はアルプス席で応援してます!ガンバレ常葉ナイン!」「ベストを尽くせ!!」「静岡県民に夢を見させて下さい」「勝って最高の笑顔を見せてください!がんばれ常葉大菊川!」「常葉菊川の生徒です!絶対勝ってください!」「今年こそ全国制覇!全力燃焼」「楽しそうに野球をする常菊が大好きです!今日も笑顔を待ってます」「全力で楽しんで!結果は後からついてくる!」「全力で応援しています!優勝に向かって突き進め!!」「全国に常葉の名を轟かせましょう!スタンドから応援しています!」「君達は静岡の誇りです、体に気をつけて頑張って下さい!」といった応援メッセージがありました。

 試合は8時03分に始まり、9時51分に終了し、観客数は約29,000人でした。