投手戦になった、「常葉大菊川 - 日南学園」(第100回 夏の甲子園~全国大会 2回戦~)

 第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 2回戦常葉大菊川 - 日南学園」が大会10日目の8月14日(火)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われました。

 天気は晴れ。

 7時開門予定だったのが、6時20分開門にはやまりました。

 静岡代表の常葉大菊川(一塁側)は後攻2年ぶり6回出場の私立校。地方大会は、初戦の清水桜が丘に6-3で勝利清水西に7-0で7回コールド勝利袋井に16-2で5回コールド勝利、準々決勝は静岡商に11-0で勝利、準決勝は浜松城北工に9-0で勝利、決勝は島田商に6-5で勝利。甲子園の初戦(1回戦)は益田東(島根)に8-7で勝利
 宮崎代表の日南学園(三塁側)は先攻2年ぶり9回出場の私立校。地方大会は、初戦の高城に12-0で5回コールド勝利佐土原に5-4で勝利、準々決勝は都城東に5-3で勝利、準決勝は富島に6-4で勝利、決勝は日章学園に11-8で勝利。甲子園の初戦(1回戦)は丸亀城西(香川)に2-0で勝利
 ともに、甲子園で2戦目となります。

 試合開始前には、高知商OB中西 清起氏による始球式が行われました。

・1回表の日南学園の攻撃:先頭の中原選手はライトヒットを打ち、1塁に出塁。坂元選手はショートライナーに倒れ、1塁ランナーは飛び出しアウトになり、2アウトランナーなしに。蓑尾選手はライトヒットで出塁(1塁)。門川選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁。しかし、門川選手はショートゴロに倒れ、得点できず(常0-0日)
・1回裏の常葉大菊川の攻撃:先頭の奈良間選手はサードフライ、東選手はセカンドゴロ、鈴木選手は三振と、三者凡退に倒れる(常0-0日)
・2回表の日南学園の攻撃:先頭の尼崎選手はセンターフライ、沖選手はセカンドゴロ、桑田選手はセカンドゴロに倒れ、三者凡退に(常0-0日)
・2回裏の常葉大菊川の攻撃:根来選手はライトフライに倒れるものの、続く伊藤選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁。榛村選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁しチャンスをつくる。榛村選手はフォアボールで、1アウトランナー1・2塁に。柳沼選手の打席、暴投によりランナー2・3塁に。しかし、漢人選手は三振に倒れ、得点できず(常0-0日)

――常葉大菊川が先制――

・3回表の日南学園の攻撃:先頭の奥野選手はセカンドへの内野安打で出塁(1塁)。続く。辰己選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、中原選手はセンターフライ、坂元選手はセカンドフライに倒れ、得点できず(常0-0日)
・3回裏の常葉大菊川の攻撃:先頭の神谷選手はセンターフライに倒れるものの、続く奈良間選手はレフトへ長打ヒットを放ち、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。東選手はライトヒットを打ち、ランナー1・3塁に。鈴木選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁するも失敗し、2アウトランナー3塁に。鈴木選手はレフトヒットを打ち、1点先制(常1-0日)。2アウトランナー1塁の場面、根来選手はレフトヒットを打ち、ランナー1・2塁に。伊藤選手はレフトフライに倒れ、チェンジ(常1-0日)常葉大菊川は先制点を奪う

・4回表の日南学園の攻撃:先頭の蓑尾選手はショートゴロ、門川選手は三振に倒れ、2アウトに。尼崎選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁。沖選手はショートゴロに倒れ、チェンジ(常1-0日)
・4回裏の常葉大菊川の攻撃:榛村選手は三振、柳沼選手はセカンドゴロ、漢人選手は三振と、三者凡退に倒れる(常1-0日)
・5回表の日南学園の攻撃:先頭の桑田選手はセンターフライ、奥野選手はファーストライナー、辰己選手はサードへのファールフライに倒れ、三者凡退に(常1-0日)
・5回裏の常葉大菊川の攻撃:先頭の神谷選手はライトヒットで出塁(1塁)。奈良間選手はレフトフライ、東選手はライトフライに倒れ、2アウトに。鈴木選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁するが、悪送球によりランナー3塁に。しかし、鈴木選手は三振に倒れ、得点できず(常1-0日)


・6回表の日南学園の攻撃:先頭の中原選手はライトヒットを打ち、1塁に出塁。坂元選手は打ち取られダブルプレーとなり、2アウトランナーなしに。蓑尾選手はライトフライに倒れ、チェンジ(常1-0日)
・6回裏の常葉大菊川の攻撃:先頭の根来選手はライトフライ、伊藤選手は三振に倒れ、2アウトに。榛村選手は長打ヒットを放ち、2アウトランナー3塁のチャンスをつくる。続く代打の岡田選手は内野安打で、1点追加(常2-0日)。2アウトランナー1塁の場面、漢人選手はファールフライに倒れ、チェンジ(常2-0日)常葉大菊川が追加点を入れ、リードを広げる

・7回表の日南学園の攻撃:先頭の門川選手はセンターフライ、尼崎選手はデッドボールを受け、1塁に出塁。沖選手は打ち取られダブルプレーになり、チェンジ(常2-0日)
・7回裏の常葉大菊川の攻撃:先頭の神谷選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。奈良間選手はレフトフライに倒れる。東選手の打席、1塁ランナーは2塁へ盗塁するがアウトに。東選手はファーストゴロに倒れ、チェンジ(常2-0日)
・8回表の日南学園の攻撃:先頭の桑田選手はセンターヒットで出塁(1塁)。奥野選手は打ち取られダブルプレーに倒れ、2アウトランナーなしに。辰己選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(常2-0日)

――常葉大菊川が追加点を――

・8回裏の常葉大菊川の攻撃:先頭の鈴木選手はセカンドフライに倒れるものの、続く根来選手はセンターへ長打ヒットを放ち、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。伊藤選手の打席、2塁ランナーへの牽制ミスで、ランナー3塁に。伊藤選手はライトヒットを打ち、1点追加(常3-0日)。1アウトランナー3塁の場面、榛村選手は三振に、代打の大杉選手はピッチャーゴロに倒れ、チェンジ(常3-0日)常葉大菊川がさらにリードを広げる

・9回表の日南学園の攻撃:先頭の中原選手はサードフライ、坂元選手は三振に倒れ、2アウトに。蓑尾選手はライトヒットで出塁(1塁)。門川選手はショートゴロに倒れ、試合終了(常3-0日)
(常=常葉大菊川、日=日南学園)
(試合展開は、実際と異なる場合があります)

 常葉大菊川が3-0で日南学園に勝利しました。

 全体的に投手戦になった試合で、3回に常葉大菊川が先制し、その後も常葉大菊川が得点を重ね、リードを広げ、勝利しました。

 常葉大菊川の応援は、赤色のポンポンと緑色の帽子が特徴で、「オーバードライブ」「パワプロ」「闘魂」などのブラスバンドチア応援があり、「静岡県の皆さん野球頑張ってください応援しています」「優勝旗をぜひ静岡に」「打線の常葉菊川!この調子で勝ち上がれ!!」「絶対勝てるって信じてます静岡のためにも勝ってください」「ぜひ優勝旗を静岡に!!全力で応援します。頑張ってください。」「いつも応援しています。自慢の菊川野球で一つでも多く勝ち進め!」といった応援メッセージがありました。

 日南学園の応援は、黄色と青色のポンポンが特徴的で、「アフリカン・シンフォニー」「サンライズ」「ルパン」「」「サウスポー」「see off」「コンバットマーチ」「サンバデジェネイロ」(アゲアゲホイホイ)などのブラスバンドチア応援があり、「皆の歓喜あふれる笑顔を楽しみにしてます!努力はきっと報われる」「プレーも応援もてっげ熱い!最後まで日学野球見せつけて下さい!」「少しでも長い夏に頑張れ日南学園球場で応援してます」「日学魂見せてやれ!!!」「暑さに負けず頑張れ!日南学園!応援してます!」「宮崎の誇り。日南旋風巻き起こせ!走り抜けて進め、日本一へ!!」「日南学園頑張って下さい!!球場で応援してます」「宮崎に優勝旗を!!!!」「宮崎の期待を背負って精一杯戦ってきてください!応援してます!」「夢を夢で終わらせない!悔いの残らない夏を!」といった応援メッセージがありました。

 試合は9時34分に始まり、11時11分に終了し、観客数は約41,000人でした。