一方的な試合展開で圧倒した、「浦和学院 - 仙台育英」(第100回 夏の甲子園~全国大会 2回戦~)

 第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 2回戦浦和学院 - 仙台育英」が大会8日目の8月12日(日)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われました。

 天気は晴れ。

 南埼玉代表の浦和学院(一塁側)は先攻5年ぶり13回出場の私立校。地方大会は、初戦の盈進学園東野に7-0で7回コールド勝利志木に11-0で5回コールド勝利朝霞西に7-3で勝利、準々決勝は朝霞に11-4で7回コールド勝利、準決勝は聖望学園に7-0で勝利、決勝は川口に17-5で勝利
 宮城代表の仙台育英(三塁側)は後攻2年連続27回出場の私立校。地方大会は、初戦の気仙沼向洋に8-1で7回コールド勝利仙台一に8-3で勝利角田に5-2で勝利、準々決勝は東北学院に3-0で勝利、準決勝は仙台三に5-2で勝利、決勝は古川工に7-0で勝利
 ともに、甲子園で初戦となります。

・1回表の浦和学院の攻撃:先頭の中前選手はフォアボールで出塁(1塁)。続く矢野選手は送りバントをするが失敗。蛭間選手はライトヒットを打ち、1アウトランナー1・3塁のチャンスをつくる。上野選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁し、ランナー2・3塁に。上野選手はセカンドフライに倒れる。佐野選手はライトヒットを打ち、2点先制(浦2-0仙)。2アウトランナー2塁の場面、後藤選手は三振に倒れ、チェンジ(浦2-0仙)浦和学院が先制点を奪う

・1回裏の仙台育英の攻撃:先頭の熊谷選手はデッドボールを受け出塁(1塁)。鈴木(佳)選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁。鈴木(佳)選手は送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに。斎藤選手はデッドボールを受け、1アウトランナー1・3塁に。小濃選手は三振に、小関選手は三振に倒れ、得点できず(浦2-0仙)
・2回表の浦和学院の攻撃:先頭の小町選手は三振、畑選手は三振、渡辺選手は三振と、三者凡退に倒れる(浦2-0仙)
・2回裏の仙台育英の攻撃:先頭の田中選手は三振、我妻選手は三振、沢田選手はショートゴロに倒れ、三者凡退に(浦2-0仙)

――浦和学院が突き放す――

・3回表の浦和学院の攻撃:先頭の中前選手はレフトへ長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。矢野選手の打席、暴投によりランナー3塁に。矢野選手はライトへ長打ヒットを放ち、1点追加(浦3-0仙)。0アウトランナー3塁の場面、蛭間選手はセカンドゴロに。上野選手は暴投による振り逃げで出塁(1塁)し、1点追加(浦4-0仙)。佐野選手はファールフライに倒れる。後藤選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁。仙台育英は大栄投手に交代。後藤選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(浦4-0仙)浦和学院が2点追加し、4点差にリードを広げる

・3回裏の仙台育英の攻撃:先頭の佐藤(来)選手はショートへの内野安打で出塁(1塁)。熊谷選手はショートゴロ、鈴木(佳)選手は三振に、斎藤選手は三振に倒れ、チェンジ(浦4-0仙)
・4回表の浦和学院の攻撃:先頭の小町選手はセンターヒットで出塁(1塁)。畑選手はセンターフライに。渡辺選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。仲目選手の打席、2塁ランナーが牽制でアウトになり、チェンジ(浦4-0仙)
・4回裏の仙台育英の攻撃:先頭の小濃選手はショートゴロに倒れ、代打の笹川選手はセカンドゴロに倒れ、2アウトに。大栄選手はフォアボールで出塁(1塁)。代打の鈴木(悠)選手はデッドボールを受け、2アウトランナー1・2塁に。沢田選手はセカンドゴロに倒れ、得点できず(浦4-0仙)
・5回表の浦和学院の攻撃:先頭の中前選手はセカンドゴロ、矢野選手はショートゴロに倒れ、2アウトに。蛭間選手は打ち取られるが守備のミスで出塁(1塁)。上野選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(浦4-0仙)
・5回裏の仙台育英の攻撃:先頭の佐藤(来)選手はセカンドゴロに倒れるが、続く熊谷選手はライトへ長打ヒットを放ち、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、鈴木(佳)選手はサードフライに倒れ、代打の阿部選手はショートゴロに倒れ、得点できず(浦4-0仙)
・6回表の浦和学院の攻撃:先頭の佐野選手はセカンドゴロに、後藤選手はセカンドゴロに倒れ、2アウトに。小町選手はライトへ長打ヒットを放ち、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、畑選手はセンターフライに倒れ、得点できず(浦4-0仙)
・6回裏の仙台育英の攻撃:先頭の小濃選手は三振、笹川選手はショートゴロに倒れ、2アウトに。大栄選手はレフトヒットを打ち、1塁へ出塁。代打の岩渕選手はセンターライナーに倒れ、チェンジ(浦4-0仙)

・7回表の浦和学院の攻撃:先頭の代打の坪井選手はセンターヒットで出塁(1塁)。中前選手は送りバントするも失敗。矢野選手は打ち取られダブルプレーとなり、チェンジ(浦4-0仙)
・7回裏の仙台育英の攻撃:浦和学院は永島投手に交代。先頭の沢田選手はセカンドゴロ、佐藤(来)選手は三振、熊谷選手はセカンドゴロと、三者凡退に倒れる(浦4-0仙)

・8回表の浦和学院の攻撃:先頭の蛭間選手は左中間へホームランを放ち、1点追加(浦5-0仙)。上野選手はフォアボールで出塁(1塁)。佐野選手は出塁し、0アウトランナー1・3塁に。後藤選手はショートゴロに倒れるが、1点追加(浦6-0仙)。1アウトランナー2塁の場面、小町選手はレフトフライに。畑選手はセンターヒットを打ち、2アウトランナー2・3塁に。永島選手はセンターフライに倒れ、チェンジ(浦6-0仙)浦和学院は追加点を上げ、リードを広げる

・8回裏の仙台育英の攻撃:先頭の鈴木(佳)選手はセカンドゴロ、阿部選手はセカンドゴロ、小濃選手は三振と、三者凡退に倒れる(浦6-0仙)

――浦和学院がさらに追加点を――

・9回表の浦和学院の攻撃:先頭の中前選手はピッチャーゴロに倒れる。矢野選手はショートへの内野安打で出塁(1塁)。蛭間選手はライトフライに。上野選手はセンターヒットを打ち、2アウトランナー1・2塁に。佐野選手はライトヒットを打ち、2点追加(浦8-0仙)。2アウトランナー3塁の場面、後藤選手の打席に3塁への牽制が悪送球になり1点追加(浦9-0仙)。後藤選手はセンターフライに倒れ、チェンジ(浦9-0仙)浦和学院が追加点を入れ、9点差に

・9回裏の仙台育英の攻撃:浦和学院は美又投手に交代。先頭の笹川選手はセカンドライナーに倒れる。ここで、浦和学院は河北投手に交代。代打の菊地選手はセカンドゴロに倒れ、2アウトに。岩渕選手はセンターヒットで出塁(1塁)。沢田選手は打ち取られるが、守備のミスで出塁し、ランナー1・2塁に。しかし、佐藤(来)選手はセカンドゴロに倒れ、試合終了(浦9-0仙)
(浦=浦和学院、仙=仙台育英)
(試合展開は、実際と異なる場合があります)

 浦和学院が9-0で仙台育英に勝利しました。

 浦和学院は初回から先制点を奪い、3回にも追加点を上げる。その後、投手戦になりますが、8回、9回にも追加点を上げ、仙台育英を完封する、一方的な試合展開になりました。

 浦和学院の応援は、が特徴的で、「闘魂」「アフリカン・シンフォニー」「狙い打ち」「浦学サンバ」などのブラスバンドチア応援があり、「地元埼玉の勝利を願って姉弟で応援に来ました。頑張れ、浦学!」「応援してます、頑張ってください!」「われらが母校!浦学!」「優勝へと突き進め、応援してるぞ浦学!」「みんなの思いを胸に。いざ勝利へはばたけ!」といった応援メッセージがありました。

 仙台育英の応援は、黄色のメガフォンに黄色と青色のポンポンが特徴的で、「ルパン」「戦闘開始」「サウスポー」「We will rock you」「必殺仕事人」「狙い打ち」などのブラスバンドチア応援があり、「最高の仲間と最高の夏に!頑張れ!仙台育英!」「優勝目指して頑張れ!!」「東北悲願の初優勝を!」「100回記念のこの大会で真紅の大優勝旗を東北へ!」「去年も球場で応援していました。今年も行きますね!」といった応援メッセージがありました。

 試合は10時54分に始まり、13時07分に終了し、観客数は約41,000人でした。