僅差な接戦な試合展開だった、「報徳学園 - 聖光学院」(第100回 夏の甲子園~全国大会 2回戦~)

 第100回 全国高等学校野球選手権記念大会 2回戦報徳学園 - 聖光学院」が大会7日目の8月11日(土)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われました。

 天気は晴れ。

 東兵庫代表の報徳学園(一塁側)は先攻8年ぶり15回出場の私立校。地方大会は、初戦の伊丹西に9-2で7回コールド勝利神戸甲北に10-0で5回コールド勝利滝川二に4-2で勝利、準々決勝は長田に1-0で勝利、準決勝は神戸国際大付に3-2で勝利、決勝は市尼崎に2-0で勝利
 福島代表の聖光学院(三塁側)は後攻12年連続15回出場の私立校。第90回記念選抜高等学校野球大会は1回戦突破。今大会の地方大会は、初戦の安達に9-1で8回コールド勝利岩瀬農に13-1で5回コールド勝利日大東北に11-1で5回コールド勝利、準々決勝はいわき光洋に7-1で勝利、準決勝はいわき海星に3-2で勝利、決勝は福島商に15-2で勝利
 ともに、甲子園で初戦となります。

・1回表の報徳学園の攻撃:先頭の小園選手は長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。続く村田選手は送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。長尾選手はショートゴロになるが、1点先制(報1-0聖)。2アウトランナーなしの場面、神頭選手はフォアボールで出塁(1塁)。糸井選手はショートゴロに倒れ、チェンジ(報1-0聖)報徳学園が先制点を奪う

・1回裏の聖光学院の攻撃:先頭の田野選手はライトヒットで出塁(笑)。続く横堀選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。矢吹選手はショートフライに倒れる。須田選手はライトヒットを打ち、同点に追いつく(報1-1聖)。2アウトランナー1塁の場面、五味選手はレフトフライに倒れ、チェンジ(報1-1聖)聖光学院はすぐに同点に追いつく

・2回表の報徳学園の攻撃:先頭の堀尾選手はレフトへ長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。羽渕選手は送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。渡辺(友)選手の打席、3塁ランナーがヒットエンドランを試みるも、打者が空振りし、挟まれアウトに。渡辺(友)選手はピッチャーへの内野安打で出塁(1塁)。大崎選手はセンターフライに倒れ、チェンジ(報1-1聖)
・2回裏の聖光学院の攻撃:先頭の星選手はセンターフライに倒れるものの、大松選手はショートへの内野安打で出塁(1塁)。小室選手は送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、衛藤選手は三振に倒れ、得点できず(報1-1聖)

――報徳学園が再びリードする展開に――

・3回表の報徳学園の攻撃:先頭の小園選手は長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。続く村田選手は送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに。長尾選手はライトへ犠牲フライを打ち、1点勝ち越す(報2-1聖)。2アウトランナーなしの場面、神頭選手は三振に倒れ、チェンジ(報2-1聖)報徳学園が1点リードに

・3回裏の聖光学院の攻撃:先頭の田野選手はライトフライ、横堀選手はライトフライに倒れ、2アウトに。矢吹選手はデッドボールを受け出塁(1塁)。須田選手はフォアボールで2アウトランナー1・2塁に。五味選手はセカンドゴロに倒れ、得点できず(報2-1聖)
・4回表の報徳学園の攻撃:先頭の糸井選手は内野安打で出塁(1塁)。堀尾選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁するも失敗し、1アウトランナーなしに。堀尾選手はセンターフライに、羽渕選手はピッチャーゴロに倒れ、チェンジ(報2-1聖)
・4回裏の聖光学院の攻撃:先頭の星選手はセンターヒットを打ち、1塁に出塁。大松選手は送りバントをするが、フライアウトに。小室選手はファーストゴロ、衛藤選手はライトフライに倒れ、チェンジ(報2-1聖)
・5回表の報徳学園の攻撃:先頭の渡辺(友)選手は三振、大崎選手はセカンドゴロ、小園選手は三振と、三者凡退に倒れる(報2-1聖)
・5回裏の聖光学院の攻撃:先頭の田野選手は三振、横堀選手はフォアボールで出塁(1塁)。矢吹選手はレフトフライ、須田選手の打席、1塁ランナーが2塁へ盗塁するも失敗し、チェンジ(報2-1聖)
・6回表の報徳学園の攻撃:先頭の村田選手はショートライナー、長尾選手はセカンドゴロに倒れ、2アウトに。神頭選手はショートへの内野安打で出塁(1塁)。糸井選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ(報2-1聖)
・6回裏の聖光学院の攻撃:先頭の須田選手はライトヒットで出塁(1塁)。五味選手はレフトヒットを打ち、0アウトランナー1・3塁のチャンスをつくる。星選手はセンターヒットを打ち、同点に追いつく(報2-2聖)。ここで、報徳学園は木村投手に交代。1アウトランナー1・2塁の場面、大松選手は三振、小室選手は三振、衛藤選手は三振に倒れ、チェンジ(報2-2聖)聖光学院はついに同点に追いつく

・7回表の報徳学園の攻撃:先頭の堀尾選手はファーストゴロに倒れるが、続く羽渕選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁。木村選手の打席、暴投によりランナー2塁のチャンスに。木村選手はフォアボールで1アウトランナー1・2塁に。大崎選手はセカンドゴロに倒れ、2塁ランナーは走塁アウトになり、得点できず(報2-2聖)
・7回裏の聖光学院の攻撃:先頭の田野選手はセーフティーバントを成功させ、1塁に出塁。横堀選手はフォアボールで0アウトランナー1・2塁のチャンスに。矢吹選手は送りバントをするもフライに倒れ、須田選手はライトフライ、五味選手はレフトフライに倒れ、得点できず(報2-2聖)

――貴重な1点を――

・8回表の報徳学園の攻撃:先頭の小園選手はレフトへ長打ヒットを放ち、0アウトランナー2塁のチャンスをつくる。続く村田選手は送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。長尾選手はレフトヒットを打ち、1点勝ち越す(報3-2聖)。1アウトランナー1塁の場面、神頭選手はライトフライ、糸井選手はライトフライに倒れ、チェンジ(報3-2聖)報徳学園が貴重な勝ち越し点を入れる

・8回裏の聖光学院の攻撃:先頭の星選手はレフトヒットで出塁(1塁)。大松選手はスリーバント失敗。小室選手はライトヒットを打ち、1アウトランナー1・2塁に。衛藤選手は打ち取られダブルプレーに倒れ、得点できず(報3-2聖)
・9回表の報徳学園の攻撃:先頭の堀尾選手は三振、羽渕選手はショートフライ、木村選手はセカンドゴロと、三者凡退に倒れる(報3-2聖)
・9回裏の聖光学院の攻撃:先頭の田野選手はショートゴロ、横堀選手はデッドボールを受け、1塁に出塁。しかし、矢吹選手は打ち取られダブルプレーに倒れ、試合終了(報3-2聖)。
(報=報徳学園、聖=聖光学院)
(試合展開は、実際と異なる場合があります)

 報徳学園が3-2で聖光学院に勝利しました。

 報徳学園が初回から小園選手のヒットから1点先制するが、聖光学院もすぐさま同点に追いつく・・・・・・が、報徳学院は再び、小園選手のヒットからリードを奪う。聖光学院は中盤にようやく同点に追いつくが、後半に再び報徳学園が貴重な勝ち越しでリードして、そのまま勝利しました。

 報徳学園の応援は、緑のメガフォンが特徴的で、「トリトン」「闘魂」「ドラクエ」「サンライズ」「」「情熱大陸」「アフリカン・シンフォニー」「エルクンバンチェロ」「シェイク」「サンバ・デ・ジェネイロ」などのブラスバンド応援があり、「甲子園に一番近い地元校優勝旗を持ち帰ってください」「地元報徳ナイン頑張れ!!」「応援しに行きます!頑張って!」「8年ぶりの夏出場!暑いけど頑張れっ!」「甲子園出場おめでとうございます!ガンバレ!報徳!」「頑張ってください!応援してます!」「がんばってください!みてます!」「がんばて報徳。栄冠は君に輝く。」といった応援メッセージがありました。

 聖光学院の応援は、黄色のメガフォンが特徴的で、「戦闘開始」などのブラスバンド応援(口ラッパがすごかった)があり、「暑さを吹き飛ばす戦いを期待しています!」「出場おめでとうございます!たくさん思い出を作ってください!」「頑張れ!聖光学院!まずは初戦だ!」「応援に行けないけど、テレビ見ながら応援します!」「頑張ってる雄姿に元気がでます!勝利を目指して!」といった応援メッセージがありました。

 試合は14時38分に始まり、16時34分に終了し、観客数は約42,000人でした。