点の取り合いになった、春季東京都大会2018「日大三 – 早稲田実業」」(準決勝)

 春季東京都高等学校野球大会(兼 関東地区高等学校野球大会出場校決定戦)が4月1日(日)から29日(日)まで開催されました。

 準決勝日大三 – 早稲田実業」の試合が4月28日(土)、明神宮第二球場(東京都新宿区)で行われました。

 日大三(一塁側)は後攻。初戦の2回戦は文京に6 – 4で勝利、3回戦は日体大荏原に10 – 4で勝利、4回戦は東大和に8 – 0の7回コールド勝利、準々決勝は小山台に11 – 1の5回コールド勝利で勝ち進んできました。
 早稲田実業(三塁側)は先攻。初戦の2回戦は駿台学園に17 – 1の5回コールド勝利、3回戦は工学院大付に10 – 2の7回コールド勝利、4回戦は國學院久我山に10 – 0の6回コールド勝利、準々決勝は関東一に6 – 4で勝ち進んできました。

 早稲田実業(以下、早実)の1回表は、先頭の1番バッターがセンターヒットで出塁(1塁)。続く2番バッターの打席で、ワイルドピッチにより1塁ランナーが2塁へ進塁し、0アウトランナー2塁のチャンスに。2番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。3番バッターはショートゴロに倒れるが、守備のエラーにより、早実が1点先制する(日 0 – 1 早)。1アウトランナー1塁の場面で、続く4番バッターは三振に倒れ、5番バッターは左中間へヒットを放ち、1点追加(日 0 – 2 早)。2アウトランナー2塁の場面で、6番バッターは内野安打で、ランナー1・3塁に。続く7番バッターはデッドボールを受け、満塁のチャンスに。しかし、8番バッターはピッチャーゴロに倒れ、チェンジ(日 0 – 2 早)。早実が2点先制する。
 先制を許した日大三の1回裏は、先頭の1番バッターが右中間へヒットを放ち、2塁へ出塁。続く2番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。3番バッターはフォアボールで、ランナー1・3塁に。4番バッターはセンターへ犠牲フライを打ち、1点返す(日 1 – 2 早)。5番バッターはセンターフライに倒れ、チェンジ(日 1 – 2 早)。日大三が1点返し、1点差に。
 2回表の早実は、三振、サードゴロと2アウトになるも、2番バッターはフォアボールで出塁(1塁)。しかし、続く3番バッターはレフトフライに倒れ、チェンジ(日 1 – 2 早)

――日大三が逆転する――

 2回裏の日大三は、先頭の6番バッターがレフトへ長打ヒットを放ち、2塁へ出塁。続く7番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー3塁のチャンスに広げる。8番バッターはライトヒットを打ち、ランナー2・3塁に。続く9番バッターはレフトへ長打ヒットを打ち、2点入れ、逆転(日 3 – 2 早)。さらに、続く1番バッターはライトへ2ランホームランを放ち、2点追加し突き放す(日 5 – 2 早)。ここで、早実のピッチャー交代するが、2番バッターはデッドボールを受け1塁に出塁し、1アウトランナー1塁に。続く3番バッターは三振、4番バッターも三振に倒れ、チェンジ(日 5 – 2 早)。日大三が逆転し突き放した。

 逆転され突き放された早実の3回表は、先頭の4番バッターがライトへホームランを放ち、1点返す(日 5 – 3 早)。5番バッターはセンターフライに倒れ、6番バッターは右中間へ長打ヒットを打ち、2塁へ出塁。しかし、続く7番バッターはサードゴロ、8番バッターは三振に倒れ、チェンジ(日 5 – 3 早)。それでも、早実は1点返し、2点差に。
 日大三の3回裏は、セカンドゴロ、三振と2アウトになるも、7番バッターはライトヒットを打ち、出塁(1塁)。しかし、続く8番バッターは三振に倒れ、チェンジ(日 5 – 3 早)
 4回表の早実は、先頭の9番バッターがセンターヒットを打つと、打球がイレギュラーを起こし、打者は一気に3塁へ進み、0アウトランナー3塁のチャンスをつくる。続く1番バッターはセンターヒットを打ち、1点返す(日 5 – 4 早)。ここで、日大三はピッチャーを交代する。2番バッターはセンターヒットを打ち、0アウトランナー1・2塁に。続く3番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー2・3塁のチャンスに広げる。しかし、4番バッターが三振、5番バッターはレフトフライに倒れ、同点に追いつくことができず(日 5 – 4 早)。しかし、早実は1点差に詰め寄る。
 4回裏の日大三は、先頭の9番バッターがフォアボールで1塁に出塁。続く1番バッターはレフトヒットを打ち、0アウトランナー1・2塁に。2番バッターは三振に、3番バッターも三振に倒れ、4番バッターはフォアボールで2アウト満塁に。しかし、続く5番バッターはセカンドゴロに倒れ、得点できず(日 5 – 4 早)

――1点差に詰め寄るも……――

 早実の5回表は、先頭の6番バッターがファーストへのファールフライに倒れるも、続く7番バッターは振り逃げで1塁に出塁。8番バッターは送りバントを決め、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。9番バッターはフォアボールでランナー1・2塁に。しかし、1番バッターは三振に倒れ、同点に追いつくことができず(日 5 – 4 早)
 日大三の5回裏は、先頭の6番バッターがセンターへホームランを放ち、1点追加(日 6 – 4 早)。続く7番バッターはライトヒットで出塁(1塁)。8番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。9番バッターは三振に倒れるも、1番バッターはヒットを打ち、1点追加(日 7 – 4 早)。1塁ランナーが2塁へ盗塁し、2番バッターはライトヒットを打つと、守備のミスもあり、2アウトランナー2・3塁に。しかし、3番バッターはサードゴロに倒れ、チェンジ(日 7 – 4 早)。日大三が突き放す。

 再び突き放された早実の6回表は、ショートゴロ、三振と2アウトになるも、4番バッターはフォアボールで出塁(1塁)。続く5番バッターはライトヒットで、2アウトランナー1・2塁に。しかし、6番バッターが三振に倒れ、得点できず(日 7 – 4 早)
 日大三の6回裏。早実のピッチャーが交代すると、先頭の4番バッターがレフトヒットで1塁に出塁。続く5番バッターは送りバントをするが失敗し、1アウトランナー1塁のまま。6番バッターは三振に倒れるも、1塁ランナーが2塁へ盗塁。しかし、7番バッターはファーストゴロに倒れ、チェンジ(日 7 – 4 早)
 7回表の早実は、先頭の7番バッターは三振に倒れるも、続く8番バッターはセンターヒットで出塁(1塁)。9番バッターはフォアボールで1アウトランナー1・2塁のチャンスに。しかし、続く1番バッターはセカンドライナーに倒れると、ダブルプレーを取られ、チェンジ(日 7 – 4 早)
 7回裏の日大三は、先頭の8番バッターがサードゴロに倒れるも、続く9番バッターはフォアボールで1塁に出塁。1番バッターはサードゴロに倒れるも、守備のエラーにより、1アウトランナー1・2塁に。しかし、2番バッターは三振、3番バッターはセンターフライに倒れ、得点できず(日 7 – 4 早)

 早実の8回表は、先頭の2番バッターがライトヒットを打ち、1塁に出塁。続く3番バッターはフォアボールで0アウトランナー1・2塁のチャンスに。4番バッターはヒットを打ち、満塁のチャンスに広げる。5番バッターはサードへのファールフライに倒れる。ここで日大三はピッチャーを交代するも、6番バッターにライトへ犠牲フライを打たれ、1点返される(日 7 – 5 早)。しかし、続く7番バッターを三振に抑え、チェンジ(日 7 – 5 早)。早実が1点返し、2点差に迫る。
 日大三の8回裏は、先頭の4番バッターが三振に倒れるも、続く5番バッターはレフトヒットで出塁(1塁)。6番バッターはフォアボールで1アウトランナー1・2塁に。しかし、後続が三振、三振に倒れ、得点できず(日 7 – 5 早)

 同点に追いつかなければ負けが決定する早実の9回表は、先頭の代打の8番バッターが三振、続く9番バッターも三振に倒れるも、1番バッターはショートへの内野安打で出塁(1塁)。しかし、続く2番バッターは三振に倒れ、試合終了(日 7 – 5 早)
(日=日大三、早=早稲田実業)

 日大三が7 – 5で早稲田実業に勝利しました。

  点の取り合いで、早実の先制で始まりましたが、日大三が逆転し、今度はリードする展開になったものの、早実も食らいついていく展開でした。

 両校ともブラスバンド、チアの応援がありました。

 試合は10時から始まり、13時に終了しました。