第90回記念 選抜高等学校野球大会が3月23日（金）から4月4日（水）まで、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で開催されました。
今年は第90回の記念大会ということから、出場校が例年より4校多い36校が出場。
3月31日（土）（大会9日目）の第3試合には、3回戦「三重（三重） – 乙訓（京都）」の試合が行われました。
三重は後攻（一塁側）で4年ぶり13回目の出場。初戦の2回戦は日大三に8 – 0 で勝利。これまでに選抜大会では優勝1回、13勝11敗。全国高校野球選手権大会には12回出場し、準優勝1回、12勝12敗。乙訓は先攻（三塁側）で初出場。初戦の2回戦はおかやま山陽に7 – 2 で勝利。
乙訓の1回表は、先頭の大上選手が三振、続く大西選手もセカンドゴロに倒れるものの、浅堀選手がライトヒットで出塁（1塁）。さらに、宮田選手もセンターヒットで2アウトランナー1・3塁のチャンスをつくる。しかし、続く中川選手はピッチャーゴロに倒れ、先制できず（三 0 – 0 乙）。
三重の1回裏は、先頭の梶田選手がショートゴロに倒れるものの、続く浦口選手は内野安打で出塁（1塁）。曲選手は三振に倒れるも、1塁ランナーが盗塁成功し、2アウトランナー2塁のチャンスをつくる。続く大川選手はセンターヒットを放ち、1点先制（三 1 – 0 乙）。東選手はセカンドゴロに倒れ、チェンジ（三 1 – 0 乙）。初回から三重が先制。
先制点を許した乙訓の2回表は、三振、レフトフライと2アウトになると、伊佐選手はセンターヒットで1塁に出塁。しかし、続く富山選手はショートゴロに倒れ、チェンジ（三 1 – 0 乙）。
2回裏の三重は、セカンドゴロ、センターフライ、セカンドゴロと三者凡退に倒れる（三 1 – 0 乙）。三重が先制したが、すぐにお得にも追いつく
乙訓の3回表は、先頭の大上選手が内野安打で出塁（1塁）。続く大西選手はセーフティバントを成功させ、0アウトランナー1・2塁のチャンスをつくる。さらに、浅堀選手は送りバントを決め、1アウトランナー2・3塁のチャンスに広げる。続く宮田選手はピッチャーゴロに倒れるが、その間に1点入れ同点に追いつく（三 1 – 1 乙）。中川選手はショートゴロに倒れ、チェンジ（三 1 – 1 乙）。この回、乙訓が同点に追いつく。
同点に追いつかれた三重は3回裏、先頭の井上選手がキャッチャーのファールフライに倒れるが、続く梶田選手はレフトヒットを打ち、1塁に出塁するも、2塁への盗塁を失敗し、2アウトランナーなしに。しかし、続く浦口選手がホームランを打ち、1点入れる（三 2 – 1 乙）。さらに、曲選手は2塁打を放ち、2アウトランナー2塁のチャンスにすると、続く大川選手は内野安打で2アウトランナー1・3塁のチャンスに広げる。ここで、乙訓のピッチャー、川畑投手に交代すると、東選手をセンターフライに打ち取り、チェンジ（三 2 – 1 乙）。この回、再び、三重がリードを奪う。
再びリードされた乙訓の4回表は、三振、ピッチャーゴロ、ピッチャーゴロと三者凡退に倒れる（三 2 – 1 乙）。
4回裏の三重は、レフトフライ、ショートゴロ、ファーストゴロの三者凡退に（三 2 – 1 乙）。
乙訓の5回表は、先頭の川畑選手がセンターフライに倒れ、その後もピッチャーゴロ、三振と三者凡退に（三 2 – 1 乙）。
三重の5回裏は、先頭の井上選手がライトフライに倒れ、その後もキャッチャーフライ、ショートゴロと三者凡退に（三 2 – 1 乙）。
6回表の乙訓は、セカンドゴロ、サードゴロ、セカンドゴロの三者凡退に（三 2 – 1 乙）。
6回裏の三重は、三振、セカンドゴロ、ショートゴロの三者凡退に倒れる（三 2 – 1 乙）。
投手戦に
乙訓の7回表は、先頭の茨木選手が内野安打で出塁（1塁）すると、続く薪谷選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。しかし、伊佐選手はショートゴロに倒れ、1塁ランナーは走塁死となり、続く川畑選手はセカンドフライに倒れ、得点できず（三 2 – 1 乙）。
三重の7回裏は、先頭の前出選手がフォアボールで1塁に出塁。しかし、その後、ダブルプレー、ピッチャーゴロに抑えられ、チェンジ（三 2 – 1 乙）。
8回表の乙訓は、先頭の大上選手がセンターヒットを打ち、1塁に出塁。続く大西選手は送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスをつくる。浅堀選手はピッチャーゴロになるが、1アウト1・3塁のチャンスに広げると、1塁ランナーが2塁に盗塁し、ランナー2・3塁のチャンスに。しかし、後続が三振、ファーストゴロに倒れ、得点できず（三 2 – 1 乙）。
8回裏の三重は、セカンドゴロ、キャッチャーファールフライ、サードゴロと三者凡退に倒れる（三 2 – 1 乙）。同点に追いつかなければ負けが決定する乙訓の9回表は、先頭の茨木選手がショートゴロに倒れ、続く薪谷選手は三振と2アウトになるも、伊佐選手がライトヒットで1塁に出塁。続く代打・片岡選手の打席、ピッチャーのボークがあり、1塁ランナーは2塁へ進むが、片岡選手は三振に倒れ、試合終了（三 2 – 1 乙）。
（三＝三重、乙＝乙訓）
三重が2 – 1 で乙訓に勝利しました。
終始投手戦だった試合展開でした。
一塁側の三重の応援は、白ベースに緑のメガフォンと黄色のポンポンが特徴的だった。三塁側の乙訓の応援は、赤色が特徴的。
試合の合間には、内野の電光掲示板に各校への応援メッセージが紹介されていました。
・三重への応援メッセージ：「三重高頑張れ!!アルプスから応援してます！」「三重高がんばれーーーー」「アルプスから応援してます！」「三重高校頑張ってください。応援してますよー。」「ずっとレッツゴー三重を聞かせてくれ～！」「三重高の野球が大好きです！球場から応援してます！」「勝利目指して。一級一打。頑張れ」「甲子園に、なびかせ校旗の真剣味!!」「絶対優勝三重高！」「ピンチの時はアルプスを見て！みんながいるよ！」「持ち前の粘り強さで一戦一戦大切に戦って下さい。」「大舞台でしっかり力を出し切ってください」
・乙訓への応援メッセージ：「頑張ってください！ほんまに応援しています！絶対勝つんやで！」「乙高らしくのびのびと楽しんでください！頑張れ乙高！」「乙訓を応援してます！絶対に優勝するぞ！」「力を出しきって、勝利を掴み取れ 頑張れ、乙高ナイン」「練習の成果を思う存分発揮して下さい！乙高の名を全国に轟かせ！」「乙訓で出会った奥さんと観戦しに来ました！頑張れ乙訓！」「母校の出場心待ちにしていました。思い切り楽しんで欲しいです」「応援盛り上がってますね！頑張れ乙訓球児！」「乙訓頑張れ！」「自分を信じて、大舞台で普段の力を発揮してください。」
14時04分に始まり、15時38分に試合終了。観客数は38,000人。