静岡の勢いが日本航空石川を抑えた、第48回 明治神宮野球大会「日本航空石川-静岡」

 第48回 明治神宮野球大会 高校の部2回戦日本航空石川-静岡」が2017年11月12日(日)、明治神宮野球場(東京都新宿区)で行われた。

 先攻は静岡(三塁側)、後攻は日本航空石川(一塁側)。
 秋季高等学校野球大会の北信越地区代表の日本航空石川は最近力をつけてきている高校。東海地区代表の静岡。

 天気は晴れで、少し肌寒い天気となった。試合は11時20分開始。

 静岡の1回表は、先頭の1番バッターが内野安打で1塁に出塁。その後、1アウトランナー2塁のチャンスにすると、3番バッターがレフトへの2塁打を放ち1点先制する! その後も、ランナー3塁の場面で4番バッターがライトヒットを打ち、さらに1点追加し「0-2」に。初回から静岡が2点先制する。
 先制された日本航空石川の1回裏は、2アウトランナーなしからセンターへヒットを放ち1塁にランナーを出すが得点できず。

 2回表の静岡は、2アウトランナーなしで、9番バッターがセンターへヒットで1塁に出る。その後、盗塁して、ランナー2塁とすると、1番バッターはライトヒットで1点追加し、「0-3」と3点差に広げる。静岡の攻撃に勢いがあり、日本航空石川を突き放す。
 日本航空石川の2回裏は、ランナーを出すも無得点。
 3回表の静岡は、先頭の3番バッターがレフトヒットで1塁に。続く4番バッターもライトヒットで、ランナー1・2塁のチャンスに。しかし、その後が続かず0点に抑えられる。
 3回裏の日本航空石川は三者凡退。

 静岡は4回表、1アウトランナー1塁の場面で、1番バッターがライトヒットでランナー1・3塁のチャンスをつくる。ここで日本航空石川はピッチャーを交代。2番バッターはファーストゴロを打ち、1点追加し「0-4」に。
 日本航空石川の4回裏は、1アウトランナーなしから3番バッターがライトヒットで1塁に。続く4番バッターはセンターへヒットを打ち、ランナー1・2塁に。その後、2アウトになるも、6番バッターがセンターへヒットを放ち、2アウト満塁のチャンスをつくるも得点することができず、1点が遠い。
 5回表の静岡は、先頭の5番バッターはショートゴロに打ち取られたが、守備のエラーにより2塁へ。その後、2アウトランナー3塁にするも得点できず。
 5回裏の日本航空石川は三者凡退。

――突き放す静岡の勢い――

 静岡の6回表は、先頭の9番バッターはフォアボールで1塁に。続く1番バッターもフォアボールで、ランナー1・2塁のチャンスに。その後、1アウトランナー1・2塁で、3番バッターがポテンヒットを打ち、1アウト満塁のチャンスに!? 続く4番バッターはライトヒットを放ち、2点追加し「0-6」とここにきて、6点差と日本航空石川を突き放す
 突き放され苦しい展開の日本航空石川は6回裏、2アウトランナー2塁の場面で、5番バッターがセンターへヒットを放ち、ここで1点返す!1-6) ようやく日本航空が1点返すが、その後が続かず1点止まり。

 7回表の静岡は三者凡退。
 日本航空石川の7回裏は、先頭の7番バッターがファーストゴロに打ち取られるが、守備エラーで、1塁に出塁。8番バッターは代打をおくったが、ファーストゴロに打ち取られるとさらにWプレーを取られ、2アウトランナーなしに。続く9番バッターはショートゴロに打ち取られたが、守備のエラーで1塁に。続く1番バッターはサードゴロの内野安打で2アウトランナー1・2塁のチャンスに。しかし、最後は2番バッターはレフトフライになり得点できず。
 8回表の静岡は、三者凡退。
 8回裏の日本航空石川は、1アウトランナーなしから、4番バッターがセンターへヒットを打ち、1塁に出塁するが、続く5番バッターがショートゴロに打ち取られ、Wプレーを取られ、無得点に。
 静岡は9回表、ランナーを出すも、得点できず。

――日本航空石川が反撃に!?――

 9回裏の日本航空石川は、先頭の6番バッターがライトヒットで1塁に。続く7番バッターはセンターへヒットで、0アウトランナー1・2塁のチャンスをつくる。さらに、8番バッターは左中間越えのヒットを放ち、0アウト満塁のチャンスに!? 9番バッターはセンターへヒットで2点を返し「3-6」と3点差に迫る。その後、1アウトランナー1・3塁の場面で、2番バッターがレフトへ犠牲フライを放ち1点返し「4-6」と2点差に縮める。2アウトランナー1塁と、もしホームランが出れば同点に追いつくことができる場面だったが、3番バッターはレフトフライに倒れ試合終了。

 静岡が「6-4」で日本航空石川に勝利した。

 静岡の攻撃が圧倒していて、日本航空石川は抑え込まれる展開だった。しかし、そうはいっても日本航空石川のヒット数は静岡を上回っていたので、全く抑えられていたわけではなかった。それでも、静岡の春投手が日本航空石川に攻撃させないようなイメージを感じた。

 静岡はブラスバンド応援があり、その応援は大学応援の雰囲気があり、独特な応援だった。日本航空石川はブラバン応援はなく(チアリーダーも)、口ラッパ応援だった。その口ラッパがよく通りすごかった!