白熱した展開で延長戦にもつれ込んだ!? 第99回 全国高校野球選手権大会 1回戦「日大山形(山形)-明徳義塾(高知)」

 第99回 全国高等学校野球選手権大会が8月8日(火)から23日(水)まで、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催された。

 9日(水)(大会2日目)の第4試合は、1回戦日大山形(山形)-明徳義塾(高知)」が行われた。

 先攻は明徳義塾(三塁側)、後攻は日大山形(一塁側)。明徳義塾はこの大会の優勝経験がある強豪校で、8年連続19回目の出場。日大山形は4年ぶり17回目の出場。

 16時29分に試合が始まった。

 明徳義塾は1回表、先頭の1番バッターが右中間への2塁打を放ち、0アウト2塁のチャンスをつくると、2番バッターは送りバントで1アウトランナー3塁に。その後、2アウトランナー3塁の場面で、4番バッターがレフト前ヒットを打ち、1点を先制する。
 先制を許した日大山形は、先頭の1番バッターがライト前ヒットでランナー1塁とすると、続く2番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー2塁のチャンスに。そして、3番バッターはレフトへの2塁打を放ち、「1-1」の同点に追いつく。さらに、続く4番バッターはデッドボールで、ランナー1・2塁とチャンスを広がるが、その後は抑えられる。

 2回表の明徳義塾は、先頭の6番バッターが右中間への3塁打を放ち、0アウトランナー3塁のチャンスに!? 続く7番バッターはライトヒットを放ち1点入れ、「1-2」と再び1点リードする。その後、ランナー2塁にするも得点できず。
 日大山形は2回裏、1アウトから9番バッターがレフト前ヒットを打ち、1塁に出塁。その後、2アウトランナー2・3塁のチャンスをつくると、3番バッターがセンター前ヒットを放ち2点入れ、「3-2」と逆転する!?

 逆転を許した明徳義塾は3回表、1アウトから3番バッターがセンターへヒットを打ち1塁に出塁。その後、2アウトランナー2・3塁のチャンスにするものの、0点に抑えられる。
 3回裏の日大山形は、2アウトから7番バッターがライトへの2塁打を放つものの得点できず。
 4回表の明徳義塾は三者凡退。
 日大山形の4回裏は、1アウトから1番バッターがセンター前ヒットで出塁(1塁)。しかし、1塁ランナーが盗塁失敗し、その後も続かず0点に。
 明徳義塾の5回表は三者凡退。
 5回裏の日大山形は、2アウトランナー1塁の場面で、6番バッターがレフト前ヒットを打ち、ランナー1・2塁のチャンスにするものの得点できず。

――明徳義塾がようやく同点に追いつく――

 明徳義塾は6回表、1アウトランナー2塁の場面で、6番バッターはセンター前ヒットを打ち、2塁ランナーがホームへと向かうがアウトになり、2アウトランナー2塁に。続く7番バッターはレフト前ヒットを打ち、ここで「3-3」の同点に追いついた

 6回裏の日大山形。明徳義塾はピッチャー交代。8番バッターで代打が出るが、レフトへのファールフライに倒れ、1アウトランナーなし。続く9番バッターはレフトへのポテンヒットになるが、その後は得点できず。
 7回表の明徳義塾。日大山形はピッチャー交代し、三者凡退に抑える。日大山形の7回裏も三者凡退。
 明徳義塾は8回表、先頭の3番バッターはセカンドゴロの内野安打で出塁(1塁)。その後、1アウトランナー1・2塁のチャンスにするものの、6番バッターがゴロに打ち取られ、Wプレーを取られる。内野のライトが突き出し、ナイターの雰囲気が楽しめた。
 8回裏の日大山形は、先頭の5番バッターがセンター前ヒットで出塁(1塁)。その後、2アウトランナー1・2塁にするも得点できず。
 明徳義塾の9回表は、先頭の7番バッターがレフト前ヒットを打ち、1塁に。しかし、続く8番バッターが送りバントをするもWプレーを取られ、その後も続かず0点に抑えられる。
 日大山形の9回裏は三者凡退に抑えられ、延長戦に突入!

――白熱した展開で延長戦にもつれ込んだ――

 延長戦に入って10回表の明徳義塾は、1アウトから3番バッターはゴロで打ち取られるが守備のエラーで出塁(1塁)。その後、2アウトランナー2塁のチャンスにするも得点できず。
 10回裏の日大山形は、2アウトから6番バッターがセンター前ヒットを打ち1塁に。続く7番バッターは2塁打を放ち、ランナー2・3塁のチャンスに!? しかし、続く8番バッターがセカンドゴロに倒れ、0点に抑えられる。
 明徳義塾の11回表は三者凡退。日大山形の11回裏も三者凡退。

 明徳義塾は12回表、先頭の9番バッターがセンター前ヒットで出塁(1塁)。続く1番バッターは送りバントを決め、1アウトランナー2塁に。2番バッターはフォアボールで、ランナー1・2塁のチャンスに広げる。その後、2アウトランナー1・2塁の場面で、4番バッターはゴロに倒れるが、守備の送球エラーにより、1点入れ「3-4」に!? さらに、ランナー2・3塁の場面で、5番バッターはポテンヒットでさらに2点追加し「3-6」と3点差に広げる。続く6番バッターもレフトヒットを放ち、ランナー1・3塁に。ここで日大山形はピッチャーを交代し、後続を抑える。
 リードを奪われ同点に追いつかなければ最後の攻撃となる12回裏の日大山形は、2アウトからフォアボールでランナー1塁とすると、6番バッターはセンター前ヒットでランナー1・2塁のチャンスに。しかし、続く7番バッターはフライに倒れ、試合終了。

 試合は、明徳義塾が「6-3」で日大山形に勝利

 前半は撮った取られたな展開で後半は投手戦で接戦だった! 9回、延長戦も白熱した展開だった。

 両校ともブラスバンド応援があった。

 試合の合間には、
・日大山形への応援メッセージ:「甲子園には行けないけど、応援してます!」、「テレビで応援します! 全力で頑張って下さい!」、「出場おめでとうございます! がんばれ球児たち!」、「優勝目指してがんばれ!
・明徳義塾への応援メッセージ:「高知明徳! 優勝目指して一戦一戦がんばれ!」、「いつも通りの野球で必ず勝てる! 頑張れ明徳!」、「精一杯頑張って下さい! テレビで応援してます!
などの応援メッセージが電光掲示板に流れた。

 19時08分に終わり、約15,000人が観戦。