ホームラン続出し乱打戦と接戦の緊迫した展開で盛り上がった、春季東京都高等学校野球大会決勝「日大三 – 早稲田実業」

 明治神宮球場(東京都新宿区)で4月27日(木)、春季東京都高等学校野球大会決勝日大三 – 早稲田実業」の試合が行われました。

 試合開始は18時からで、私は仕事が終わってから球場へと向かいました。

 球場に入ったのが18時過ぎ。やはり、すごい人で内野席はほぼ埋まっている状態で、「外野寄りの内野席じゃないと厳しいかな」っと思っていたら、なんと、バックネット裏の3塁側よりで、そこまでグラウンドから数mほどのところ席が1席空いていました、ラッキー!

 1回表、日大三はランナー2塁で2塁打を放ち、1点先制。さらに、3ランホームランで1回からいきなり4点リードにしました(日4 – 0 早)。
 早実も負けてはいません。早実は1回裏、ランナー1塁で4番の野村君が2ランホームランで2点返します日 4 – 2 早)。ここで、日大三のピッチャーが柿澤君に交代。早実はランナー1塁にするも抑えられます。

 2回表の日大三の攻撃は、ランナー1・3塁にするも0点に抑えられ、2回裏の早実は三者凡退。3回表の日大三も三者凡退。

 3回裏の早実は、ランナー1・2塁で4番の野村君がヒットを打ち1点を返し、1点差に(日 4 – 3 早)。さらに、ランナー1・3塁でヒットが出てついに同点に追いつきます(日 4 – 4早)。その後はランナー1・2塁の場面で抑えられ、チェンジ。
 
 4回表の日大三、4回裏の早実、5回表の日大三は三者凡退。

 試合は5回裏の早実の攻撃で動きました。1アウトでランナー3塁で、4番の野村君が2ランホームランでついに逆転!? 2点リードとします(日 4 – 6 早)。

 6回表の日大三は三者凡退。6回裏の早実は、ランナー2塁にするも0点に抑えられます。

 日大三は7回表、ランナー2塁でヒットが出て1点を返します日 5 – 6 早)。ここで早実のピッチャーが服部君に交代。ランナー1・2塁の場面で、櫻井君が2塁打を放ち、2点を入れ逆転!? 再びリードを奪います!日 7 – 6  早)。その後の金成君は三振でチェンジ。
 しかし、早実は7回裏も動きます。日大三はピッチャー・八木君に交代。ランナー1塁の場面で清宮君は三振し2アウトになりますが、4番野村君はヒットを放ち、ランナー1・2塁とします。さらに早実はヒットを放ち、満塁に!? 小西君がヒットを放ち、再び同点に追いつきます日 7 – 7 早)。さらに満塁の状態で、早実は2塁打を放ち、2点入れ、再び逆転、リードを奪います!(日 7 – 9 早)。日大三はピッチャーを中村君に交代、早実はバッターを服部君から福嶋君に交代。早実はそこから3塁打とヒットが出て、さらに2点追加します(日 7 – 11 早)。

 8回表の日大三。早実はピッチャー・石井君に交代。ランナー2塁でヒットを放ち1点を返します日 8 – 11 早)。0アウト1・3塁の場面で、早実の守備のエラーで満塁に。続くバッターはフォアボールで、早実は押し出しの1点を日大三に与えます日 9 – 11 早)。その後、早実はWプレーにしますが、1点入れられ1点差に詰め寄られます日 10 – 11 早)。ランナー3塁で、フライでチェンジ。
 1点差にされた早実の8回裏の攻撃。日大三のピッチャーは田口君に交代。ランナー2塁の場面で、清宮君の2ランホームランで、2点追加日 10 – 13 早)。日大三は1アウトにするも、ピッチャーを金成君に交代。その後、ランナー1・2塁の場面で、フォアボールで、満塁に。しかし、ここは日大三、ピッチャーフライで切り抜けました。

 9回も凄かった!
 9回表の日大三の攻撃は、櫻井君のソロホームランで1点返します日 11 – 13 早)。続く金成君はヒットでランナー1塁にします。早実はピッチャーを大垣君に交代。しかし、早実はフォアボールを与え、ランナー1・2塁に。さらに、ヒットを打たれ満塁にされます。1アウトを取りますが、日大三はここからヒットを打ち1点差に迫り日 12 -13 早)、満塁の状態で早実のエラーが出て、またまた同点に追いつきます!?日 13 – 13 早)。ここで日大三の攻撃は終わりません。ランナー2・3塁で、犠牲フライで逆転!日 14 – 13 早)。ランナー3塁で、2塁打を放ち1点追加日 15 – 13 早)。早実はピッチャーを赤嶺君に交代しますが、日大三の代打の大塚君に2ランホームランをあび、4点差に広げられます日 17 – 13 早)。
 4点差にされた早実は厳しい展開になりましたが、9回裏の早実の攻撃も凄かった! 日大三はピッチャーを八木君に交代。ランナー1塁で、早実は2塁打を放ち、ランナー2・3塁とし、さらにヒットを放ち、1点を返します日 17 – 14 早)。0アウトランナー1・3塁の状態で、清宮君は3ランホームランを放ち、なんと、9回裏に再び同点に追いつきます!?日 17 – 17 早)。その後、ランナー2塁とし、早実は代打を送りますが、日大三はその代打を敬遠して、ランナー1・2塁とし、Wプレーで延長戦へと。

 延長戦に突入してからは、ランナーは出すものの、膠着状態が続きます。
 10回表の日大三は三者凡退、10回裏の早実は三者凡退、11回表の日大三はランナー3塁にするも0点に、11回裏の早実はランナー1塁にするも0点に。

 12回表の日大三はランナー2塁にするも0点に抑えられます。
 そして、12回裏の早実。このまま0点が続くのだろうかって思い始めていたところ、早実は0アウト満塁!? というすごい場面になりました。そこから日大三は1アウトにしますが、早実がサヨナラのヒットを放ち、「17 – 18」で延長戦を制し、日大三に勝利し、優勝を果たしました!

 試合は18時から始まり、終わったのは22時過ぎ頃。約4時間ほどの試合になりました(笑)。
 閉会式は22時を過ぎたため、行われませんでした。

 すごい乱打戦になり、まさに総合力での戦いを楽しめました。日大三は櫻井君が投げない展開でしたが、それを他の選手がカバーしての投手交代リレー。ホームランは日大三にも、早実にも出て、清宮君、野村君ともに、2本も見れました。しかも、それが試合展開のまたいいところで(笑)。
 9回まではその乱打戦という緊張した緊迫した展開でしたが、延長戦からは今度は点が入らない緊迫した展開で、乱打戦と接戦の2つの楽しみがありました。